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河川局



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水害レポート2006

平成18年度版


九州地方6月21〜28日/梅雨前線
総雨量500mmを超える大雨
熊本県、佐賀県を中心に浸水被害が発生
400棟以上の家屋が被災


菊池川支川木葉川の堤防決壊状況(熊本県玉東町)
菊池川支川木葉川の
堤防決壊状況
(熊本県玉東町)
緑川の浸水状況(熊本県嘉島町)
緑川の浸水状況
(熊本県嘉島町)
六角川の浸水状況(佐賀県武雄市)
六角川の浸水状況
(佐賀県武雄市)

6月21日から6月28日にかけて、梅雨前線の活動が活発となり、降り始めからの総雨量は、熊本県で500ミリを超えるなど、九州北部地方を中心に大雨となった。このため、熊本県や佐賀県などでは河川のはん濫などによる浸水被害が発生した。この大雨による九州地方の一般被害は、死者2名、負傷者7名、全壊家屋5棟、半壊1棟、一部損壊35棟、床上浸水44棟、床下浸水368棟(消防庁調べ9月13日現在)となった。
※一般被害は7月3日までのデータ

7月18日0時〜23日18時 累加雨量(国土交通省レーダ)7月15〜24日 /平成18年7月豪雨
総雨量1200mmを超える大雨
川内川、米之津川などがはん濫
5000棟を超える家屋が浸水

川内川の浸水状況(鹿児島県さつま町)
川内川の浸水状況(鹿児島県さつま町)
川内川の洪水状況(鹿児島県大口市)
川内川の洪水状況(鹿児島県大口市)
川内川の浸水状況(鹿児島県さつま町)
川内川の浸水状況(鹿児島県さつま町)
川内川の浸水状況(鹿児島県さつま町)
川内川の浸水状況(鹿児島県さつま町)
球磨川の浸水状況(熊本県球磨村)
球磨川の浸水状況(熊本県球磨村)
米之津川の浸水状況(鹿児島県出水市)
米之津川の浸水状況(鹿児島県出水市)

7月15日から24日にかけて、九州から本州付近にのびた梅雨前線の活動が活発となった。このため、九州地方では7月18日から24日までの7日間の総雨量が多い所で1,200ミリを超える大雨となった。また、鹿児島県、熊本県などでは、総雨量が7月の月間平均雨量の2倍を超えるなど記録的豪雨となったため、川内川や米之津川などがはん濫し、甚大な浸水被害が発生した。この豪雨よる九州地方の一般被害は、死者5名、負傷者27名、全壊家屋257棟、半壊1,233棟、一部損壊113棟、床上浸水899棟、床下浸水2,674棟(消防庁調べ9月13日現在)となった。
※一般被害は7月3日以降のデータ

平成17年に発生した災害への対応
平成17年台風14号による五ヶ瀬川及び大淀川の災害
平成17年9月の台風14号により、宮崎県の山間部では降り始めからの総雨量が1000ミリを超える大雨となりました。これにより、五ヶ瀬川や大淀川がはん濫し、五ヶ瀬川では床上浸水1,315戸、床下浸水399戸、大淀川では床上浸水3,697戸、床下浸水786戸に達する甚大な災害となりました。 そのため、国土交通省と宮崎県では、浸水被害の軽減を図るために河川激甚災害対策特別緊急事業による河川改修を行っています。
五ヶ瀬川・祝子川

大淀川・大谷川・瓜田川・飯田川

河川激甚災害対策特別緊急事業位置図

事業の内容
・水位低下対策
五ヶ瀬川本川及び派川大瀬川への適正な流量配分さらには河口開口を実施するとともに河道整備を実施
・洪水の流下を妨げる構造物の改善
洪水の流下を阻害する橋梁の改築を実施
・内水対策
地域との連携のもと遊水地や輪中堤により土地利用 の状況を考慮した内水対策を実施
・堤防質的強化対策
堤体及び基盤漏水対策を実施
・地域との連携
水害に強い地域づくりの支援や水害時における危機管理体制の強化、ハザードマップの作成支援などを実施

河川激甚災害対策特別緊急事業位置図

事業の内容
・水位低下対策
河道掘削を実施
・外水被害の解消
大淀川本川で無堤部の築堤を実施、支川大谷川で堤防高の嵩上げを実施
・内水対策
瓜生野地区、瓜田地区、高岡地区の3地区において土地利用状況等を考慮した内水対策を実施
・地域との連携
水害に強い地域づくりの支援や水害時における危機管理体制の強化、ハザードマップの作成支援などを実施

 

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