九州地方に停滞した梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み長期間にわたり前線の活発な状態が続いた。また7月に上陸した台風では「最強の勢力」を保ったまま上陸した台風4号北上にともない、九州の広い範囲で記録的な大雨となった。宮崎県では7月5日〜17日の総雨量が900mmを超えるなど、各地で7月の月間降水量の2倍を超える豪雨となった。この大雨による九州地方の一般被害は死者3名、負傷者31名、全壊家屋21棟、半壊家屋14棟、一部損壊141棟、床上浸水169棟、床下浸水1,152棟(消防庁調べ10月10日時点)となった。
8月2日/台風5号 各地で1時間雨量の記録を更新 600棟以上の家屋が被災
強い勢力を保ったまま宮崎県に上陸した台風5号の影響により、九州の東側を中心に局地的1時間降水量が50mmを超える激しい雨となり、宮崎県や大分県では1時間降水量が観測史上1位を更新する猛烈な雨が降り河川の増水や浸水被害が発生した。この大雨による九州地方の一般被害は負傷者21名、全壊家屋2棟、半壊家屋8棟、一部損壊151棟、床上浸水144棟、床下浸水351棟(消防庁調べ10月11日時点)となった。