ホーム >> 政策・仕事  >> 河川トップ  >> パンフレット・事例集  >> 防災

河川局



災害情報
災害の記録
水害レポート2007

平成19年度版


九州地方7月5日〜17日/梅雨前線・台風4号
7月の台風では「最強の勢力」で上陸
梅雨前線と台風の影響で総雨量900mmを超える大雨
約1,500棟の家屋が被災


緑川の洪水状況(熊本県甲佐町)
緑川の洪水状況(熊本県甲佐町)
小丸川の洪水状況(宮崎県高城町)
小丸川の洪水状況(宮崎県高城町)
柏川の被災状況(熊本県美里町)
柏川の被災状況(熊本県美里町)
緑川の浸水状況(熊本県甲佐町)
緑川の浸水状況(熊本県甲佐町)
浜戸川の浸水状況(熊本県城南町)
浜戸川の浸水状況(熊本県城南町)
矢部川の浸水状況(福岡県みやま市)
矢部川の浸水状況(福岡県みやま市)

 九州地方に停滞した梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み長期間にわたり前線の活発な状態が続いた。また7月に上陸した台風では「最強の勢力」を保ったまま上陸した台風4号北上にともない、九州の広い範囲で記録的な大雨となった。宮崎県では7月5日〜17日の総雨量が900mmを超えるなど、各地で7月の月間降水量の2倍を超える豪雨となった。この大雨による九州地方の一般被害は死者3名、負傷者31名、全壊家屋21棟、半壊家屋14棟、一部損壊141棟、床上浸水169棟、床下浸水1,152棟(消防庁調べ10月10日時点)となった。


8月2日/台風5号
各地で1時間雨量の記録を更新
600棟以上の家屋が被災

 強い勢力を保ったまま宮崎県に上陸した台風5号の影響により、九州の東側を中心に局地的1時間降水量が50mmを超える激しい雨となり、宮崎県や大分県では1時間降水量が観測史上1位を更新する猛烈な雨が降り河川の増水や浸水被害が発生した。この大雨による九州地方の一般被害は負傷者21名、全壊家屋2棟、半壊家屋8棟、一部損壊151棟、床上浸水144棟、床下浸水351棟(消防庁調べ10月11日時点)となった。

番匠川の洪水状況(大分県佐伯市)
番匠川の洪水状況(大分県佐伯市)

平成18年に発生した災害への対応

平成18年7月豪雨による川内川の災害
 平成18年7月の梅雨前線による豪雨により、流域の3市3町(薩摩川内市、さつま町、大口市、菱刈町、湧水町、えびの市)の広域にわたって浸水家屋 2,347戸に及ぶ甚大な被害が発生しました。国土交通省及び、鹿児島県、宮崎県では、平成18年より河川激甚災害対策特別緊急事業を実施し、概ね5箇年で緊急的かつ集中的な河川整備を行っています。
平成18年7月豪雨による川内川の災害

河川激甚災害対策特別緊急事業位置図
河川激甚災害対策特別緊急事業位置図

洪水等に関する防災情報体系の見直し

 洪水時等において河川管理者等から提供される防災情報については、情報の受け手である住民や市町村の防災担当者、報道機関に正確に理解され、的確な行動に繋がる情報の内容や表現であることがきわめて重要です。 「洪水等に関する防災情報体系のあり方(提言)」を受け、国土交通省と気象庁が発表する洪水予報において、洪水の危険度のレベルをわかりやすい表現に改善し、平成19年4月より実施しています。

洪水等に関する防災情報体系の見直しの概要
平成18年7月豪雨による川内川の災害
平成18年7月豪雨による川内川の災害
戻る水害レポート2007トップへ

Copyright© 2007 MLIT Japan. All Rights Reserved.

国土交通省 〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3

アクセス・地図(代表電話)03-5253-8111