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河川局

水害レポート '98

平 成 10 年 度




 集中豪雨・台風
 浸水被害が頻発した1998年。
 

 


1998年の出水概要  

 8月上句豪雨(8月3日〜8月8日)

新潟県新潟市 累加雨量304mm(3日18:00〜4日14:00) 時間最大77mm
新潟県笹神村 累加雨量290mm(3日18:00〜4日14:OO) 時間最大71mm
の雨量を記録し新潟県内(新潟市・佐渡島・笹神村)で浸水被害14,782戸の被害が発生しました。
その他、福島県、青森県、秋田県、山形県、富山県、福井県等で大きな被害を記録しました。

 8月末豪雨(8月26日〜9月1日)
福島県西郷村 累計雨量1,267mm(26日2:00〜31日12:00) 時間最大90mm
栃木県那須町 累計雨量1,244mm(26日1:00〜31日 6:00) 時間最大90mm
福島県、栃木県等の多数の中小河川が越水・決壊の被害及び、JR上越線の不通、橋梁の流出による道路の分断等が各地で発生しました。また、茨城県那珂川流域では、水戸市39,400人、ひたちなか市1,616人、郡山市180世帯に対し、災害対策基本法に基づき、避難指示(いずれも8月30日)が出されました。

 台風5号(9月15日〜9月18日)
台風5号により9月15日夕方から降り始めた雨は、関東、中部地方を中心にところにより累加雨量が400mmを超えました。この降雨により北海道、東北、関東中部の各地で家屋の浸水等の被害をもたらしました、特に埼玉県では、大宮市、与野市で4,680戸(速報値)の浸水被害が発生しました。

 台風7号、8号(9月20日〜9月23日)
台風7,8号により9月20日夜から降り始めた雨は、北海道、北陸、中部、近畿及び四国地方を中心に、ところにより400mmに達する累加雨量となりました。また、台風通過に伴う前線により23日未明から降り始めた雨は、近畿、中部地方を中心にところにより300mmに達する累加雨量となりました。特に、京都府では、浸水家屋2,852戸(速報値)の被害が発生しました。

 秋雨前線豪雨(9月23日〜9月25日)
高知県高知市 累加雨量1,007mm(24日0100〜28日17:00)時間最大96mm
秋雨前線により23日未明から降り始めた雨は、中国、四国地方を中心に、ところにより1,000mmにも達する累加雨量となりました。特に、高知県高知市では日雨量943mm(24日6:00〜25日6:00)にも達し、市内各所で家屋の浸水が発生しました。高知県内浸水家屋23,796戸(速報値)の被害が発生しました。

 台風10号(10月15日〜10月18日)
岡山県津山市 累加雨量223mm(16日13:00〜18日1:00)時間最大52mm
台風10号により10月15日朝から降り始めた雨は、北陸、中部、近畿、中国、四国、九州地方を中心に、ところにより累加雨量400mmにも達する降雨となりました。
特に、岡山県津山市では浸水家屋3,621戸(速報値)の被害が発生しました。

 

'98年の降雨量、月別平年比較

 

全国の浸水被害状況

 

地域別水害状況

 ここでは、各地域毎に'98年に発生したいくつかの水害の代表例を紹介します。

 

治水事業の効果事例

 洪水から人々の生命や財産を守るための治水事業は、全国各地で着実に進んでいます。

 事業が行われた地域では過去発生した水害と同程度の降雨が平成10年度にあったものの、被害は大幅に軽減しており、多くの人々の生命・財産を洪水から守る事ができました。

 

世界の水害




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