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河川局

3.水生生物調査

    ○水生生物調査に小・中学生、高校生及び一般市民
    14,180人が参加

    小学生、中学生、高校生及び一般市民の参加を得て、昭和59年度から水生生物による水質調査を実施している。
    平成11年には、全国の一級河川のうち109水系252河川の631地点を対象に14,180人の参加を得て調査を実施した。これによると、きれいな水であった地点は、62%であり、平成10年(52%)より10ポイント増加した。


表−4 水生生物による水質調査結果

判定内容 地点割合(%)
平成10年 平成11年
きれいな水 52 62
少しきたない水 29 26
きたない水 14 10
大変きたない水
判定不能


4.水質事故の発生状況

    ○水質事故件数は昨年より減少

    平成11年における一級河川の水質事故の発生件数は、481件であり、平成10年の516件を35件下回った。
    特に上水道の取水停止を伴ったものは、東北地方の北上川水系飯豊川での重油流出事故など23件であり、平成10年の32件より減少している。
    水質事故の原因物質としては、重油、軽油などの油の流出が82%を占め、最も多い。
    自然現象による魚の浮上死等は、水質事故件数に含めていないが、平成11年は15件発生している。
    なお、一級水系については、河川管理者と関係機関により構成される「水質汚濁防止連絡協議会」が全ての水系に設置されており、これらの水質事故等の発生時においては、速やかに情報の収集、通報、連絡を行うとともに、関係機関と連携のもとオイルフェンスの設置等により被害の拡大防止に努めている。

図−10 一級河川における水質事故発生件数の経年変化


水質事故の原因物質による分類
(1)油類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・重油、軽油、ガソリン等の流出
(2)化学物質・・・・・・・・・・・・・・・シアン、有機溶剤、農薬等の流出
(3)油類、化学物質以外・・・・・土砂、糞尿等の流出
(4)その他・・・・・・・・・・・・・・・・・自然現象ではなく、魚の浮上死等が確認され、原因物質が特定できなかったもの
図−11 原因物質別水質事故発生件数



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