ホーム >> 政策・仕事  >> 河川トップ  >> 記者発表  >> 過去情報

河川局

Topics
記者発表


平成11年全国一級河川の水質現況



平成12年7月28日
河川局 河川環境課


平成11年全国一級河川の水質現況(概要)

 建設省は昭和33年から一級河川における水質調査を実施し、昭和47年から全国の一級河川の水質調査結果を取りまとめ、 公表している。本資料は、平成11年(暦年)における、全国一級河川(109水系)の水質調査結果の概要をとりまとめたものである。

1.河川の流量

    ○平成11年の流量は平年並

    河川の水質は流量の大小によって左右されるが、平成11年の一級河川の流量は、最近10ヶ年(平成元年〜平成10年) の平均値と同程度であった。また、前年との比較では、基準地点における年間総流出量の合計が14%減、 低水流量の合計が10%減となっている。


表−1 一級河川の流量状況

基準地点における
年間総流出量の合計
基準地点における
低水流量の合計
備考
平成11年 (A) 2,829億m 3,937m/s 平成11年の年間総流出量及び低水
流量の合計値は推定値。
平成10年 (B) 3,275億m 4,377m/s
最近10ヵ年平均(C) 2,638億m 3,770m/s
(A)/(B)×100% 86% 90%
(A)/(C)×100% 107% 104%
※低水流量:一年を通じて275日はこれを下らない流量

2.河川(湖沼等を含む)の水質

    (1)水質調査地点
    ○調査地点は1,091地点一級河川の直轄管理区間約10Kmに1ヶ所


    一級河川の直轄管理区間の河川延長約10,500km(H11.4現在)に対して水質調査地点は1,091地点設けており、平均的には河川延長約10kmに1ヶ所の割合で水質調査を実施している。


    (2)水質調査結果
    ○平成11年に環境基準を満足している地点の割合は、昨年より5ポイント減少し、82%に

    生活環境の保全に関する環境基準の項目のうち、有機汚濁の代表的な水質指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)及びCOD(化学的酸素要求量)をみると、平成11年に環境基準を満足している地点の割合は平成10年より5ポイント減少し、82%となった。
    その要因としては、平成11年の流量が前年に比較して全国的に減少したことが挙げられるが、平成11年に環境基準を満足している地点の割合は、過去の同程度の年間総流出量の年と比較すると明らかに上昇しており、汚濁負荷の削減による水質改善が着実に進んでいると考えられる。

図−1 一級河川(湖沼等を含む)において環境基準を満足している地点の割合と年間総流出量の経年変化(全国)


次のページへ



[参考資料-H11全国一級河川の水質状況(pdfファイル)


資料のpdfファイルを見るためにはAcrobat Readerが必要です。

問い合わせ先

    建設省  03-3580-4311(代表)
     03-5251-1872(直通)
    河川局 河川環境課
    課長補佐  是澤 裕二(内3334)




Copyright© 2007 MLIT Japan. All Rights Reserved.

国土交通省 〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3

アクセス・地図(代表電話)03-5253-8111