近年の自然志向・アウトドア志向を受けて河川をキャンプ等の活動の場として利用する市民の方々が増加しております。
折りしも、昨年8月の神奈川県山北町の玄倉川や本年8月の群馬県水上町の湯檜曽川における痛ましい事故に代表されるように、河川における水難事故は毎年発生しています。また、そのような水難事故の要因は、ひとたび豪雨があれば穏やかな川がたちまち激流に変貌するという河川の自然性、河川に関する知識や情報提供のあり方など多種多様なものが考えられます。
このようなことから、河川管理と河川利用の双方の観点から、河川利用者の自己責任や河川の自然性を踏まえた適正な河川利用のあり方、出水時等における安全確保のあり方などについて検討し、提言をまとめていただくため、各分野の専門家及び河川利用者の代表の方々により構成される本研究会を平成12年2月に設置し、
別紙1のとおり現地調査も行いながら審議を重ねるとともに、建設省ホームページ等で広く意見を募集し、今般、
別紙2のとおり研究会としての提言「恐さを知って川と親しむために」が取りまとめられました。