日本は、世界でも有数の雪の多い国で、国土の半分以上の地域が豪雪地帯に指定され、その地域に全国人口の2割にあたる約2,100万の人々が生活を営んでいます。冬季には、日本海側を中心に大量の降雪があり、豪雪地帯、特に山間部の住民にとって雪崩は大きな脅威であり、生活面で多大な被害を被るばかりでなく、犠牲者を伴う被害も少なくありません。
国土交通省及び都道府県は、雪崩から人命を守るため、雪崩防止施設によるハード対策を実施しています。しかし、雪崩による災害をなくすためには、雪崩災害に対する国民の理解と関心を高めることにより、人命・財産の被害の防止軽減に努めることが重要です。
このため、平成元年度より毎年12月1日から7日を「雪崩防災週間」として雪崩災害の防止に努めているところです。
本年は、最近の特徴として冬のレジャー中の雪崩災害が増加する傾向にあることから、関係機関と協力しながら、ポスター、横断幕等の掲示、パンフレットの配布、広報誌への掲載等、雪崩災害防止について幅広く広報活動を推進します。
・平成13年度雪崩防災週間
期間: |
平成13年12月1日(土)から7日(金) |
主催: |
国土交通省、都道府県 |
後援: |
総務省消防庁、(社)砂防学会、全国スキー安全対策協議会、全国雪寒地帯対策協議会、全国特別豪雪地帯市町村協議会、全国雪対策連絡協議会、(財)全日本スキー連盟、(財)日本鋼索交通協会、(社)日本山岳協会、(社)日本新聞協会、(社)日本雪氷学会、日本放送協会、(社)日本民間放送連盟、日本雪工学会 |
協賛: |
(財)河川情報センター、(社)建設広報協議会、(特定非営利活動法人)砂防広報センター、(財)砂防・地すべり技術センター、(財)砂防フロンティア整備推進機構、(社)地すべり対策技術協会、(社)全国治水砂防協会、全国地すべりがけ崩れ対策協議会、(社)雪センター |
・平成13年度雪崩防災シンポジウム
雪崩防災週間の関連で全国的な広報活動の一環として実施している雪崩防災シンポジウムが下記のとおり開催されます。
日 時:平成14年1月25日(金) 9:00〜16:30
会 場:ゆだ文化創造館「銀河ホール」 (岩手県和賀郡湯田町)
テーマ:「地域で守る地域の生命」
主 催:国土交通省、岩手県
協 力:湯田町、沢内村
プログラム
・シンポジウム
8:30〜 開場 「岩手県の雪対策」映像
9:00〜 開会 主催者挨拶
9:10〜 雪崩災害防止功労者表彰
9:30〜 雪に係る岩手伝統演劇上演
10:30〜 パネルディスカッション
テーマ「自助・共助・公助」
・現地見学会
13:30〜 百間平地区(湯田町)等
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