1.平成16年度 全国水生生物調査の結果について(環境省同時発表)
<別紙1>
平成16年度の全国水生生物調査は約9万人の参加を得て行われました。
国土交通省及び環境省がまとめた平成16年度の調査結果によれば、
- (1) 全国4,263地点で、河川の水生生物を調査することにより水質の判定が行われ、「きれいな水」と判定された地点が全体の60%を占めました。
- (2) 夏休み期間を中心として、学校や市民団体の多数の参加が得られました(全国の参加者のうち、小中学校等の学校が69%、子供会・市民団体等が26%)。
2.一級河川における水生生物調査結果と他の水質測定項目との比較
<別紙2>
一級河川においては、BOD(生物化学的酸素要求量)、全窒素、全リンの水質測定項目の測定濃度が低いほど、水生生物調査の結果でも「きれいな水」と判定され、測定濃度が高いほど「少しきたない水」「きたない水」と判定される傾向が見られました。
3.平成17年度 全国水生生物調査(一級河川)に関するお問い合わせ
<別紙3>
国土交通省では、平成17年度も、全国の一級河川の直轄管理区間において、夏休み期間中の7〜8月を中心に、一般の方々の参加を得て水生生物調査を順次実施する予定です。各一級河川における調査への参加等については、各地方整備局等の窓口にお問い合わせ下さい。
- 「水生生物調査」とは。
- ‥‥河川に生息するサワガニ、カワゲラ等の水生生物を指標として、簡易に河川の水質を判定する調査です。
国土交通省と環境省では、昭和59年度から全国で実施しています。
- 「BOD(生物化学的酸素要求量)」とは。
- ‥‥水質汚濁度合いを表す指標の1つ。水中の有機物が微生物に分解されるときに消費される酸素の量。
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