国土交通省河川局では、「ダイオキシン類対策特別措置法」で定義されているダイオキシン類について、平成11年度から全国一級水系で継続的に調査を実施している。平成15年度に、監視地点、監視頻度、精度管理等の考え方を取りまとめた「河川、湖沼等におけるダイオキシン類常時監視マニュアル」(案)を作成し、以降はこのマニュアルに基づき調査を実施している。
平成16年度に、このマニュアルに基づき、全国の一級河川の水質241地点、底質242地点でダイオキシン類に関する実態調査を実施した。
その結果、水質では11地点で、要監視濃度(環境基準値の1/2)を上回る値が観測された。また、参考値(調査時に降雨の影響により流量が増加し、懸濁物質の影響を強く受けたことが推測される値)ながら、要監視濃度を上回った地点が2地点あり、うち1地点は環境基準値も上回っていた。また、底質については、要監視濃度を上回る地点もなかった。
調査、結果の詳細については、別添の参考資料の通りである。 |