1.提言の背景 1-1 水源地対策の現状と課題
ダムの数は年々増大し、建設省所管のダムに限定しても、管理段階にあるダム数は平成元年度には310ダムであったものが、平成11年度には415ダムになり、10年間で105ダム増加している。
なお、そのうち、水源地域対策特別措置法(以下、「水特法」という)に基づく指定を受けているものが36ダム、水源地の総面積は約7千km2である。