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河川局

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記者発表

3-3 上下流連携のあり方(目的の明確化)



     水源地の自然環境の適切な管理や森林機能の保全など、流域圏の中で水源地の持つ貴重な資源を活かしていくための取り組みが必要である。

 1) 地域固有文化の保全、水源地の地域資源の発掘

     流域の郷土文化や地域資源を発掘し、これらを活かしつつ、流域固有文化の形成を促すことによって、上下流交流の意義を高めていくことが必要である。

 2) 森林の公益的諸機能の評価と水源地の森林整備

     流域内の適切な役割分担を行うためには、土砂流出防止や、洪水流出抑制、水源涵養など水源地の森林の公益的諸機能を総合的かつ適正に評価することが必要である。

     また、貯水池上流域において森林の公益的諸機能が発揮されるよう、水源地の森林を整備することが必要である。

 3) 沿岸域を含めた総合的な土砂管理の推進

     水源地で生産された土砂は、水系を通じて海岸に運ばれていくことから、土砂管理に当たっては、上下流が連携し下流沿岸域までを含め総合的な土砂管理の観点から対策を推進することが必要である。

 4) 貯水池の水質の保全

     貯水池の適切な水質保全のため、流域内での汚濁負荷の削減など、上下流が連携し、総合的な水源地の管理を通じて、ダム貯水池の水質の保全を図ることが必要である。

 5) 交流人口の増加

     慢性的な人口流出に悩む上流の水源地では、人口定着のための施策は困難であることが多い。これからは、交通・情報ネットワークを活用し、交流人口の増加を図ることが必要である。

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