ダム工事の抜本的なコスト構造改革を推進するためには、工事調達段階における従来の取組みに加えて、技術力による競争を重視した新たな入札・契約方式を構築する必要がある。 国土交通省では、ダム工事の入札・契約方式として入札時VE方式、総合評価落札方式などを導入し、技術力に優れた企業が受注できるような取組みを進めてきたところであるが、コスト構造改革を推進するためにはさらなる努力が必要な状況にある。 このため、本委員会では、ダム工事の適正な品質と安全性を確保しつつ抜本的なコスト構造改革を推進すること、ひいては我が国の技術力の向上を図ることをねらいとして、設計段階、工事調達段階等の様々な段階で、コスト構造改革のための創意工夫や提案を幅広く取り入れるために、公正で透明性の高い新たな入札・契約方式について検討を行う。
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