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河川局

審議会等の情報
河川審議会について


都市内河川小委員会中間報告について
「河川を活かした都市の再構築の基本的方向」


平 成 10年 9月 3日
建 設 省 河 川 局



 河川審議会は、平成9年6月5日に建設大臣からの「新たな水循環・国土管理に向けた総合行政のあり方について」の諮問を受け、河川審議会に総合政策委員会都市内河川小委員会(委員長:椎貝博美金沢工業大学客員教授)を設置しました。

 小委員会では、平成9年8月7日から平成10年7月10日まで5回、さらにその間に現地視察1回、水循環小委員会及び都市計画中央審議会基本政策部会水・緑・環境小委員会との合同会議を2回開催し、このたび、小委員会の中間報告を別添の通り取りまとめました。



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小委員会は、河川工学、都市計画、経済、都市史、環境、法律など多方面の識者と地方 行政、住民代表の方等多様な人材で構成され、活発な議論が展開されました。

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他の審議会と河川審議会との合同審議は初めての試みであり、「都市と河川の関わりの あり方について」というテーマで、広範で有意義な意見交換が行われました。

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本小委員会の「中間報告」の要旨は次のとおりです。

 1)
今後の都市整備は、河川の特性を十分に活かすとともに、流域・水循環の視点を重視する。

 2)
河川を“都市の重要な構成要素”として、都市圏のマスタープランである「整備・開発・保全の方針」や「市町村のマスタープラン」等において、河川の構想や計画をきちんと位置づける。

 3)
積極的に河川を都市施設として都市計画決定し、河川の特性を活かした整備を行う。

 4)
都市内の河川は、治水機能に加えて、都市の防災機能及び環境機能の確保、都市活動を支える空間として整備する。

 5)
川沿いに通路や緑地などを整備することにより、都市の防災機能の向上を図る。

 6)
都市内の河川が有する身近な自然を保全し、その回復に努める。

 7)
地域の歴史、風土、文化を踏まえ、沿川地域と河川の調和を図る。

 8)
河川空間を、舟運やレクリエーション等に利用する。また、都市のライフラインの収容空間として活用することを検討する。

 

河川審議会都市内河川小委員会 中間報告
 

問い合わせ先
建設省河川局治水課  沿川整備対策官  上 総 周 平(TEL 03-3580-4311 内線3305)
  課長補佐 佐 藤 哲 也(TEL 03-3580-4311 内線3311)




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