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河川局

水辺の環境
湖沼水質のための流域対策の基本的考え方

湖沼水質のための流域対策の基本的考え方
〜非特定汚染源からの負荷対策〜
(概要)



1.本書の目的

「湖沼水質のための流域対策の基本的考え方〜非特定汚染源からの負荷対策〜」は、湖沼等の水質保全のための面源負荷対策について、関連する行政機関が連携して、市街地、農地、森林等の面源負荷に関する調査・分析、対策の立案や実施の際に活用できるよう基本的考え方、留意点を整理し、とりまとめたものです。

2.本書の構成

「湖沼水質のための流域対策の基本的考え方〜非特定汚染源からの負荷対策〜」は、検討会での意見等を踏まえ、以下の構成で基本的考え方、留意点をとりまとめました。

第1章 総則
湖沼の水質の現状を整理した上で、湖沼の面源負荷対策の必要性、湖沼法改正の概要を示しました。また、湖沼の水質に影響を与える負荷構成、本書で取り扱う面源負荷対策の位置づけを整理した上で、本書の目的をとりまとめました。

第2章 面源負荷に関する検討フローと体制
 面源負荷に関する検討フローおよび対策を実施するにあたっての体制をとりまとめました。

第3章 面源からの負荷の考え方
面源負荷に関する検討を行うにあたってまず把握すべき、流域の特性、面源負荷の種類、面源からの負荷量の算定の考え方、面源負荷の原単位※の設定についてとりまとめました。

第4章 原単位算出のための調査
面源の負荷量を把握するために必要な、原単位算出のための調査について、現地調査の方法、調査地点、調査時期、調査項目についてとりまとめました。

第5章 面源負荷対策の検討
面源負荷対策の検討を行うにあたって必要な、対策を実施する流域の選定、対策案の選定、面源からの負荷量の予測・評価についてとりまとめました。さらに、優先度に応じた対策の実施、対策実施後のモニタリングについてもとりまとめました。

※面源負荷の原単位とは、市街地、農地、森林などの面源の面積1haから何gの窒素やリンなどの負荷が排出されるかを現地調査等によって算出したものです。この値に、過去や現在の面源の面積や将来予測される面源の面積を乗ずることによって、過去、現在、そして将来の面源からの負荷量を推計することができます。

3.「湖沼水質のための流域対策検討会」について

「湖沼水質のための流域対策の基本的考え方〜非特定汚染源からの負荷対策〜」をとりまとめるにあたって、国土交通省河川局及び下水道部、農林水産省、林野庁、環境省が連携して以下の検討会を設置して学識経験者の助言・指導をいただきながら、検討を行いました。

<湖沼水質のための流域対策検討会委員一覧>

委員長: 福島 武彦 (筑波大学大学院教授)
委 員: 石川 忠晴 (東京工業大学大学院教授)
  小野 芳朗 (岡山大学大学院教授)
  田中 宏明 (京都大学大学院教授)
  中曽根 英雄(茨城大学教授)
  古米 弘明 (東京大学大学院教授)
  吉永 秀一郎(森林総合研究所土壌特性研究室室長)

<検討会開催日程>
第1回検討会  平成17年12月12日
第2回検討会  平成18年1月30日
第3回検討会  平成18年3月13日


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