3.調査結果概要
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主な調査結果として、次のようなものが挙げられます。
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(1)「海辺」のイメージは自然とレクリエーション
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自然のままの砂浜(白砂青松)が最も多く、海水浴、魚釣り、散策や休憩等が続き、自然とレクリエーションのイメージが強い。
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(2)海辺へ行った目的はレクリエーション
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海水浴などの海浜レクリエーションを行う目的のほか、魚釣り、ドライブ等レクリエーション目的が多い。
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(3)海辺での不満はゴミの散乱
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海辺で不満に思ったことは、「ゴミが散乱していた」、「トイレやシャワーが少なく、汚かった」、「駐車場が少なかった」などの順であり、前回の調査結果と比較してみると、「ゴミが散乱していた」ことへの不満が増加しています。
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(4)10年前と比べ、海浜の環境は悪化している
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10年前との主観的比較による評価では、「海の水質」、「海面のゴミや油」、「砂浜のゴミ」といった項目で「悪くなった」とするものが多い。
また、「良くなった」とする者が最も多かった項目はなく、海辺の状況に厳しい評価がなされています。
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(5)海辺に行く場合にほしい情報は利用に関する情報
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海辺に行く場合にほしい情報は、「天気や波の高さの予報や警報」、「駐車場の有無及び混雑状況」、「海辺利便施設の有無(トイレ、シャワー等)」などの順で、いずれも利用に関する情報です。
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(6)高齢者や身体障害者への配慮が必要
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高齢者や身体障害者への配慮については、「必要だと思う」とする者の割合が86.0%で大部分の人が必要と感じています。
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(7)防災施設は必要だが景観などへの配慮が必要
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海辺の防災施設の整備については、8割を超える人が推進すべきと考え、「景観や眺望を配慮しつつ施設を整備すべきだ」としている人が増えており、防災面以外への配慮がさらに必要とされています。 |
(8)防災施設は、機能を果たしている限り現状のままでよい
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現在の防災施設は、役立っているのでこのままでよいとする人は過半数を割り、利用や景観などのため改良すべきとの意見も増加しています。
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(9)防災施設は複合化、多自然化が必要
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沖合施設の建設や砂浜の保全など防災施設の複合化、多自然化が必要とされています。
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(10)バランスのとれた海岸が望まれている
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海岸保全のモラルの向上に努めたうえで、「利用」、「環境」、「防護」のバランスのとれた海岸が望まれています。
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