水管理・国土保全

  

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烏川の自然環境


烏川流域の約80%は山地になっており、上流の榛名地区では河岸段丘を利用した梨や桃の栽培が盛んで果樹園が広がっています。烏川流域の地質は、火山岩、安山岩及び第三紀層という地質学からみて非常に新しい若い地質から構成されています。これらの地質を上流に持っている河川は、一般的に、地質が風化しやすく、細かな土砂を下流へ供給する一方、空隙率も高いため、透水性、保水性が高く、渇水時や低水時でも安定した水量を供給するといわれています。
 烏川の源流部には、水源である鼻曲山をはじめ剣ノ峰、角落山、浅間隠山などの険しい山々が連なっています。その北西側は浅間高原に接していますが、その高原地域とは、対照的な地形となっています。この地域は尾根筋はブナやミズナラなど、沢筋はシオジなどの林となっており、カモシカなどの姿も見られます。鼻曲山から浅間隠山にかけての稜線部は中央高原型気候の影響を受けるところで、カラマツの自然林の新緑や紅葉の美しい所です。春には、オオヤマザクラの紅紫色の花群がひときわ目立つところでもあります。夏になるとカラマツなどの林間にヤナギランの紅紫色の花が美しく咲き群れる所でもあります。


烏川の風景(玉村町角渕付近)


烏川の風景(高崎市高松町付近)



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