水管理・国土保全

  

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地域と神流川

伝統的な祭り
お雛がゆ
神流川の名前は、神(カム)の川が神名に転じたことに由来しています。感納川、甘奈とも綴られ、古くはカミノ川といわれたというのは、武蔵20余郡の北の果て、「上」の国から流れる川の意と言われています。
 神流川流域では、神流川と日常生活との関わりが深い為、川に根ざした伝統的な祭りが、受け継がれています。
 「お雛がゆ」は、昔、神流川を流されてきたお姫様を助け、お粥を振る舞ったことに由来しています。
 行事の準備として、川原にシロ(城)をつくります。シロとは、10名前後が入れる直径数メートルの円形状に、石を高さ50~60cmに積み上げてつくる囲いを言います。囲いの上に壇をつくり、そこに古いおひな様、天神様などを置きます。
 「お雛がゆ」の当日、子供たちは早朝から集まります。おかゆをおひな様に供え、自分たちも食べ、あとは一日、このシロを中心とした川原で遊びます。




お雛がゆ


お川下げ
「お川下げ(おかわさげ)」は、川の恵みに対する感謝の祭りです。岡の上から水辺に神輿が渡御し、そこで供物が捧げられて神事が行われます。神流川流域は、干ばつの常襲地帯であったため、雨乞いの最も盛んなところでありました。水の豊かな恵みを期待し、五穀の豊穣を願ったのではないかと考えられています。
 お川下げの行列は、神楽の猿田彦命とモドキが先導し、道彦、神主、神饌者、神輿、囃子、氏子とつづきます。神輿は神社を出て、川瀬に至ります。その瀬の中に据え置かれて神官の祝詞が奉上され、ご神体を清めます。


お川下げ




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