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地域と鶴見川
地域の中の鶴見川
鶴見川の流域活動の始まり
鶴見川流域では、急激な都市化により水田や森林等による保水・遊水機能が低下し、短時間で大量に降雨が川へ集まってしまうなどの典型的な都市河川ならではの様々な問題が発生してきました。
このため、昭和55年からは、鶴見川を河道だけでなく流域全体として捉え、市民や行政などが一体となって「総合治水対策」を全国に先駆けて推し進め、一定の成果を収めてきました。しかし、都市における水害対策は極めて重要であり、鶴見川流域における「総合治水対策」も、より一層の取り組みが求められるようになりました。
流域対策としての防災調整池(霧が丘調整池)
流域対策としての沿川農地の保全
鶴見川の流域活動1
この「総合治水対策」を推進していくためには、流域市民の理解と協力が不可欠なため、昭和62年に5月15日を「総合治水の日」として定め、「総合治水対策」をPRするために毎年その日を中心とした「ふれあって鶴見川」キャンペーンを実施し、様々な市民参加型のイベントを展開してきました。そして、平成14年度からは「広げよう!バクの流域、バクの仲間」(総合治水は365日!バクの流域総合キャンペーン)をタイトルに、通年で流域が一体となって総合治水推進のための広報活動を展開し、さらに、平成16年度からは、〝水循環系の健全化〟をキーワードに「総合治水対策」をより発展させたかたちで推し進めていくため「鶴見川流域水マスタープラン」を策定し、その普及・啓発活動に取り組んでいます。
流域拠点の「鶴見川流域センター」
「鶴見川流域センター」を活用した情報発信
鶴見川の流域活動2
具体的な広報活動の取り組みとして、鶴見川流域で様々な活動をしている市民団体の方々や流域自治体、地元マスコミ関係者の方などで構成された「ふれあって流域鶴見川」実行委員会を設置し、流域を題材とした学習会を開催したり、委員会で連携しながら様々な各種イベントを企画・主催して、参加してくれた市民一人一人に鶴見川流域への関心を高めてもらえるように、市民・企業・行政が連携・協力し合いながら、流域で一体となって広報活動に取り組んでいます。
「鶴見川サマーフェスティバル」ブース出展
鶴見川流域見学会
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