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地域と荒川
地域社会とのつながり
江戸時代
荒川河口部に桃崎、海老江、塩谷の三湊が置かれていました。これらの湊は、岩船及び新潟へつながる内陸水運の中継地として、また、荒川に沿って発達した米沢街道(別名、荒川道)を利用した内陸部との交易の拠点となり、北前船の寄港地としても栄えていました。
慶長2年(1597年)越後国瀬波郡絵地図
明治から昭和にかけて
舟運から陸運へと輸送手段が変化し、国鉄(現:JR)羽越本線、国道7号といった南北交通に加え、国鉄(現:JR)米坂線、国道113号といった荒川沿いの交通網、東北地方と北陸地方を結ぶ交通の要衝として発展してきました。
河口部に設けられた湊には、桃崎浜の荒川神社、海老江の船着き場跡、塩谷の回船商の旧家など、当時の面影を残しています。また、ささ舟によるサケのいぐり網漁、アユ釣りや箱眼鏡を用いたカジカ取りが荒川の風物詩となっています。
清流荒川
荒川は水が清浄な河川であることから夏場のアユ釣り、カジカ取りなどが盛んです。
このように河川に直に触れて遊ぶ利用者が多いことから、河川空間の整備と維持を目的とした河川環境整備事業に力を入れ、桜づつみ、水辺の楽校、水辺プラザ等を整備しています。
この施設では、花見、バーベキュー、水遊び、総合学習、散歩等で多く利用されており、金屋水辺の楽校、神林村水辺の楽校や、えちごせきかわふるさとトンボ池では、小学生から大学生までの方が植物、昆虫などの自然観察会や生態調査を実施しています。
金屋水辺の楽校
神林桜づつみ
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