水管理・国土保全

  

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阿賀野川の主な災害

水害の歴史

阿賀野川流域において発生した大洪水の降雨要因は、阿賀川では台風に起因するものが多く見られますが、只見川及び阿賀野川では、台風、梅雨に起因するものが相半ばしています。
 古くからの洪水記録をみると、阿賀野川流域において発生した大洪水は、1536年から1912年(明治45年)に至る370年間におよそ60回を数え、6年に1回は大きな被害にあっていました。戦後も頻繁に大きな洪水が発生し、流域内は甚大な被害に見舞われました。


昭和33年9月洪水により流失した松浜橋(新潟市)

発生日 発生原因 被災市町村 被害状況
1896年(明治29年) 嘉瀬島及び下里地先の堤防60余間決壊
1913年(大正2年) 台風 堤防決壊17ヶ所以上 家屋流失3戸 浸水家屋2,100戸
1917年(大正6年) 台風 分田及び飯田地先の堤防決壊
1946年(昭和21年) 小浮地先で1,100m決壊
1947年(昭和22年) カスリーン台風 渡場地先の堤防崩壊
1948年(昭和23年) 台風 大安寺地先で決壊
1956年(昭和31年) 梅雨前線 家屋流失7戸
1958年(昭和33年) 台風 堤防欠壊152ヶ所 家屋倒壊流失97戸
1961年(昭和36年) 低気圧 家屋浸水313戸
1967年(昭和42年) 低気圧 全壊流失46戸 半壊床上浸水487戸 床下浸水1,069戸
1969年(昭和44年) 低気圧 全壊流失1戸 半壊床上浸水179戸 床下浸水75戸
1978年(昭和53年) 梅雨前線 床上浸水2,115戸 床下浸水5,144戸
1981年(昭和56年) 梅雨前線 床上浸水190戸 床下浸水1,031戸
1982年(昭和57年) 台風 床上浸水9戸 床下浸水27戸
2002年(平成14年) 台風 床上浸水3戸 床下浸水5戸
2004年(平成16年) 梅雨前線
2011年(平成23年) 梅雨前線 家屋全半壊209戸 床上浸水57戸 床下浸水358戸
2015年(平成27年) 台風18号
台風



平成23年7月新潟・福島豪雨

7月26日未明から新潟県及び福島県会津付近に停滞していた前線の活動の活発化により、27日12時から30日10時までの総降水量は、各地で300㎜を超えました。特に、福島県只見町では降り始めからの総雨量が711㎜に達するなど、各地で平成16年7月13日洪水を上回る戦後最大規模の洪水となり、最大流量は馬下観測所で9,948m3/sに達しました。
 阿賀野川では水位が上昇し、渡場床固上流など一部区間でHWLを超過し、無堤部(小松地区)では浸水被害が発生しました。また、太田川や只見川等の支川においても、氾濫や河川管理施設等の被災が発生しました。


阿賀浦橋、JR羽越線橋梁付近


小松地区の浸水状況



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