水管理・国土保全

  

| 河川トップ | 川の歴史 | 主な災害 | 地域と川 | 自然環境 |   


千曲川の主な災害

水害の歴史

千曲川の主要な洪水の要因は、台風並びに台風により刺激された前線性降雨、更に梅雨前線停滞による降雨にて発生しています。記録上、寛保2 年(1742 年)の洪水が「戌(いぬの満水」と呼ばれ、千曲川史上最大の洪水として知られています。
 戦後、昭和56年 (1981年) 、57年(1982年)、58年(1983年)などに大きな洪水が発生し甚大な被害に見舞われました。近年では平成16年(2004年)、18年(2006年)に大きな洪水が発生し、被害が発生しました。

その他の水害について

昭和57年9月洪水 樽川の決壊状況




昭和58年9月台風10号による洪水

大型で強い台風10号の影響で秋雨前線が活発化し、千曲川・犀川流域では、9月27日朝から雨が降り続き、28日午後は強く降りました。2 日間の雨量は、千曲川流域や犀川上流域で200㎜以上となり、28日の日降水量は、各地で記録的な降雨となりました。
 この洪水により立ヶ花観測所で既往最高水位を記録し、千曲川本川の飯山市戸狩、柏尾地区の2箇所で堤防が決壊するなどの被害が発生しました。


本川決壊状況(飯山市戸狩、柏尾)




平成18 年7 月梅雨前線による洪水

7月15日以降、梅雨前線は本州付近に停滞し、南から暖かく湿った空気の影響で活動が活発となり長野県では雨が降り続き記録的な大雨となりました。
 千曲川流域の立ヶ花観測所では、飯山市柏尾橋上流の両岸堤防が決壊した昭和58年9月洪水に迫る、観測史上第2位の水位を記録、梅雨前線洪水では過去最高水位でした。


中野市替佐地区(堤防整備中)の浸水状況




ページの先頭に戻る