水管理・国土保全

  

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姫川の自然環境

静かな興奮を誘う自然がある「姫川」
日本を代表する急流河川
姫川は流域の大半を山地(流域の99%)が占め、両側に山がせまる急な地形の間を流れている急流河川で、雨が降ると比較的短時間のうちに流れ下ります。普段は発電のため川に流れる水はそれほど多くありませんが、春の雪解けの時期である4月から5月にかけて、特にたくさんの水が流れます。
 また、姫川は、糸魚川-静岡構造線(フォッサマグナの西縁)に沿って流れているため、地質は弱く崩れやすいため大雨が降ったときなど川に大量の土砂が流れ出ることから土砂災害が絶えない地域でもあります。最近では平成7年に「7.11水害」と呼ばれる大規模な水害が発生して、流域に大きな被害をもたらしました。


平成7年7月洪水時の姫川河口


上流域は、生き物の宝庫
山が川の近くまで迫っているために、ニホンカモシカやツキノワグマといった大型の動物が河川敷に現れます。虫川や根知川と合流するところでは、規模の小さい樹林があり、中型や大型の哺乳類が隠れ場や餌をとる場所としてよく利用しています。アナグマやタヌキなどの足跡を見つけることもできます。
 姫川源流周辺は、植物・昆虫・野鳥の宝庫といわれ、とりわけ雪解けと同時に咲き競う野生フクジュソウの大群生と山野を彩るカタクリは圧巻です。


カモシカ


セグロセキレイ



















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