姫川は流域の大半を山地(流域の99%)が占め、両側に山がせまる急な地形の間を流れている急流河川で、雨が降ると比較的短時間のうちに流れ下ります。普段は発電のため川に流れる水はそれほど多くありませんが、春の雪解けの時期である4月から5月にかけて、特にたくさんの水が流れます。
また、姫川は、糸魚川-静岡構造線(フォッサマグナの西縁)に沿って流れているため、地質は弱く崩れやすいため大雨が降ったときなど川に大量の土砂が流れ出ることから土砂災害が絶えない地域でもあります。最近では平成7年に「7.11水害」と呼ばれる大規模な水害が発生して、流域に大きな被害をもたらしました。