昭和15年(1940年)から15ヶ年継続の直轄事業として、砺波市庄川町から河口までの24.2km 間で改修事業が計画されましたが、第二次世界大戦により改修工事は進捗せず、本格化したのは昭和24年(1949年)頃からです。
その内容は、庄川本川、支川和田川(下流4.6km)の築堤、河道掘削による洪水防御などのほか、和田川の河道改修、常水路の固定による乱流の防止、河川全域にわたる護岸・水制の設置などでした。また、昭和18(1943)年から同34年(1959年)にかけて、タワーエキスカベーターによる大規模な河床掘削と築堤を実施しました。
庄川沿川の高岡市、砺波市等の市街地化が著しく進んでいることから、洪水被害のポテンシャルは増加の傾向にあり、地元住民から抜本的な治水対策が強く望まれ現在も改修事業が進められています。