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地域と宇治川
塔の島
塔の島周辺は、平等院等の歴史・文化的遺産に恵まれ、鵜飼いや舟遊びなど多くの観光客に利用されています。
紫式部は宇治川の上流石山寺に参籠中「源氏物語」の構想を得、須磨・明石の巻を書いたと伝えられています。その「源氏物語」五十四帖中の後編に出てくる宇治十帖とは、橋姫・椎本・総角・早蕨・宿木・東屋・浮舟・蜻蛉・手習・夢浮橋の十箇所です。
宇治橋の中ほど(上流側)に突き出ている「三之間」は、秀吉が茶の水をここから汲ませたと言われています。
上空から見た塔の島地区
三栖閘門
宇治川と濠川を結ぶ舟運のために昭和4年に築造された三栖閘門周辺は、現在、河川公園として整備されています。公園内には舟運の歴史を伝えるため、閘門を操作していた当時の建物の外観を再現した資料館も設置されています。
三栖閘門と三栖資料館
天ヶ瀬ダム観光資源化社会実験
宇治川上流部に位置する天ヶ瀬ダムは昭和28年の台風13号により下流地域に大きな被害が発生したことから、洪水を防ぐことを目的に建設が進められ昭和39年に完成しました。ダム周辺は自然が豊富なことから、散策等に多くの人々が訪れています。
平成28年度の夏には、「天ヶ瀬ダム観光資源化社会実験」との位置づけで、ダム堤体を用いたプロジェクションマッピングが行われました。
放流中の天ヶ瀬ダム
ダム堤体を用いたプロジェクションマッピング
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