水管理・国土保全

  

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地域と九頭竜川

川や水の関わる祭り・伝承

永平寺町の九頭竜川河原では、毎年お盆に祖先の霊を迎えて供養し、幾日か家族とともに過ごすものとして精霊迎えを行い、お盆が過ぎればお送りするという信仰行事が行われます。精霊迎えには、川を通ってこの世へ来る霊もあり、川端に出て祖先の霊を迎えたり、山に行って祖霊を背に乗り移し、家の盆棚なり仏壇にこれを迎え入れたりします。そして、精霊送りには、灯籠流しや精霊舟流しを行って、祖霊を死者の世界へ送り返します。

また、九頭竜川の名前の由来の一つと伝えられている黒龍大明神の伝説や、真名川の名前の由来になった真名姫の伝説などの、流域の河川にまつわる民話や伝説が数多く残っています。


永平寺大灯籠ながし(永平寺町)


真名姫立像(大野市)



福井が生んだ「コシヒカリ」

九頭竜川の豊かで良質な水はコシヒカリに代表される福井平野の米作りに、伏流した地下水も豆腐、そば、地酒や醤油作りにと、密接に地域社会とつながっています。

こうした事から、九頭竜川は古くから現在に至るまで、地域社会の人々の精神社会・物質社会において非常に大切な役割を担っています。


コシヒカリ


そば畑




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