水管理・国土保全

  

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揖保川の自然環境

貴重な干潟、よみがえる清流
魚類
生物の生息状況は、平成2年から実施している「河川水辺の国勢調査」では、約60種の魚類が確認されており、上流部で「レッドデータブック」の希少種であるオヤニラミ、河口部では「兵庫県版レッドデータブック」に記載があるトビハゼなどが生息しています。鳥類、植物も非常に豊かで、鳥類で92種が確認されており、植物は602種に上っています。

両生類、は虫類は、ともに7種の生息が確認されており、カジカガエルは兵庫県版のレッドデータブックに掲載されています。昆虫類では778種が確認されており、整備された「とんぼ池」「わんど」ではナツアカネ、シオカラトンボ、イトトンボの飛び交う姿を見ることができます。







貴重な干潟、よみがえる清流
河口部
揖保川の河口部周辺ではフクド、アイアシ、ナガミノオニシバなどの貴重な植物が多く見られます。これらは感潮域の泥湿地(干潟)という全国でも減少が危惧されている環境で、優先する植物そのものが絶滅危惧種であり揖保川の自然を特徴づける存在だけでなく、近畿でも有数の規模と特異性をもつ塩沼(えんしょう)植物群落群として極めて重要なものです。このような環境によりミサゴ(貴重種)などの鳥類、トビハゼ、イドミミズハゼ(以上、貴重種)などの魚類がエサ場などに利用しているほか、多くの昆虫、底生動物が生息しています。?







貴重な干潟、よみがえる清流
よみがえる清流
かつて揖保川下流の水質は全国でもワースト3にも入る汚れのひどい川でしたが、「清流ルネッサンス21」と名付けられた浄化事業と下水道整備などにより劇的に改善し、近畿でも有数の清流を取り戻しました。

揖保川はアユ釣りのメッカとして全国的にも知られ、上流部では30cmを越える「尺アユ」が釣り上げられています。下流部の水質改善により平成7年には約40年ぶりに天然アユの遡上が確認されました。





水生生物調査




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