水管理・国土保全

  

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芦田川の自然環境

芦田川の自然環境

 芦田川水系の河川水辺の国勢調査によると、植物は131科739種(H20)、魚介類は11目68種(H23)、底生生物は20目275種(H24)、鳥類は13目96種(H21)、両生類は2目8種(H27)、爬虫類は2目12種(H27)、哺乳類は6目15種(H27)、昆虫類は19目1,114種(H22)が確認されています。




植物・哺乳類・鳥類
 芦田川流域は本州西南部にあたり、自然植生の特徴として、下流域の中州に分布するセイタカヨシ群落、カワヤナギーアカメヤナギ群落、オギ群落、ヨシ群落を挙げることができます。上流部では、流水の影響のある所にはツルヨシ等のつる性植物が優先しており、流水の影響のない所にはネムノキ、エゴノキが多くみられます。

 中流部では、両岸の高水敷にはヨモギ、チガヤ、シバの群落が育成し、低水敷にはヨシ、クサヨシの群落が発達し、水湿地植物も出現しています。下流域では、チガヤ、ヨモギ、ギョウギシバ、メヒシバが全体に広がっています。

 哺乳類は、上流域にホンドジカ、タヌキ、イタチが生息し、高茎草本群落にはカヤネズミが生息しています。

 鳥類は、竹林にはサギ類のねぐらが存在し、草地にはヒバリが、高茎草本群落にはオオヨシキリが生息しています。


セイタカヨシ


オオヨシキリ

魚類・両生類・昆虫類
 魚類は、緩流域ではオイカワ、カワムツ、フナが多く生息しており、回遊性である トウヨシノボリが全域で見られ、アユは主に中津原から上流に生息しています。また、早瀬にはカワヨシノボリが生息しており、貴重な魚種としては、スジシマドジョウ、メダカの生息が確認されています。

 両生類は、カスミサンショウウオ、ダルマガエルが生息し、流域の一部には、天然記念物であるオオサンショウウオが生息しています。

 昆虫類は、グンバイトンボ、ハグロトンボ、ゲンジボタル、ナガサキアゲハ、オオムラサキ等の貴重な生物が生息しています。 

(写真出典:「川の生物図典」リバーフロント整備センター)


アユ


オオムラサキ




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