大野川はその多様な自然環境のため、沿川住民の憩いの空間として多目的に利用されています。平成21年度の河川水辺の国勢調査による空間利用者数は、年間推計約33 万人となっており、散策、スポーツ、釣り等、多岐にわたって多くの人が利用しています。水面は、カヌー、魚釣り等の利用の場として、また、高水敷は散策やスポーツ広場、ゴルフ場、採草地として利用されています。また、鶴崎(つるさき)スポーツパークに隣接して整備された乙津(おとづ)川水辺の楽校(がっこう)は、都市部における貴重な水と緑のオープンスペースであり、カヌー教室や乙津川らぶりぃウォーク等のイベントや小学校の総合学習の場としても広く利用されています。このように多くの人々に利用されている大野川を、これからも子どもたちを含めた周辺住民の方々が河川に親しめる環境を維持するため、河川協力団体等の住民ボランティア団体と連携し、まちおこし、地域づくりと一体となった川づくりを進めています。