水管理・国土保全

  

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嘉瀬川の主な災害

嘉瀬川における災害

嘉瀬川の洪水は6月から7月にかけての梅雨前線によるものが多く、過去の大規模の洪水のほとんどが梅雨期に発生しています。


発生日 発生原因 被災市町村 被害状況
1945年(昭和20年)9月 台風 全壊流出家屋1,074戸、浸水家屋4,557戸
1949年(昭和24年)8月 ジュデス台風 佐賀市、佐賀郡、小城郡 浸水家屋25,552戸
1953年(昭和28年)6月 大豪雨 佐賀市、佐賀郡、小城郡 浸水家屋31,032戸
1963年(昭和38年)6月 集中豪雨 全壊流出家屋25戸、浸水家屋219戸
1990年(平成2年)7月 集中豪雨 浸水家屋1,056戸、農地冠水2,413ha



昭和28年6月豪雨

24日午後から25日早朝にかけて満州から華中方面へ南西にのびる気圧の谷がしだいに深まり、山東半島の南に998mbの低気圧を伴って接近したため、梅雨前線が北上し、佐賀地方は25日朝から雨となりました。午後からますます強くなり26日朝から昼ごろまで再び第2波の激しい強雨が襲い、被害の状況は佐賀市、佐賀郡、小城郡において死者7名、重軽傷者195名、家屋の流失及び全、半壊175戸,床上・床下浸水31,032戸でありました。


佐賀市内の浸水状況




過去の主な渇水
平成6年九州大渇水
梅雨期(6月7日~6月30日)の降雨量は佐賀で平年の31%にとどまり、7月上旬からは太平洋高気圧に覆われ、高温・小雨の傾向が続き、佐賀観測所の平成6年の累加雨量は明治24年観測開始以来最低の記録となり、平年比55%にとどまりました。

その結果、各地で水不足が深刻化し、県内各地で被害が発生し農作物被害105億円以上の直接被害を受けたほか、白石平野では農業用水の地下水汲み上げにより最大で18cmの地盤沈下が観測され家屋等に被害を生じました。また都市部では、上水道が長期間断水するなど大きな被害が発生しました。



白石町での地盤沈下状況

発生年月 取水制限延日数 最大取水制限率 嘉瀬川の瀬切れ発生日数
平成6年7月~平成7年8月 330日 63%



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