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事業評価の例:西大宮バイパス(埼玉県)
事業評価の例:西大宮バイパス(埼玉県)
(1)混雑の緩和
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事業前
旧国道16号は、一日に約2.6万台の交通が通る地域の動脈です。ラッシュ時には車の速度も19.7km/hにまで低下し、また、混雑がひどい交差点では、渋滞長は1,600mにもおよんでいました。(平成10年9月9日実測調査)
【のろのろの旧国道16号線】
平均速度19.7km/h
【混雑がひどい三橋交差点付近】
渋滞距離1,600m
事業後
約6,700台/日の交通量がバイバスへ転換されたことなどによって、旧国道16号の混雑度が約半分にまで減るなど交通渋滞が緩和されました。この走行時間の短縮による便益は年間約170億円になると見込まれています。このように西大宮バイパス整備事業によって、混雑が緩和されたことが確認されました。(平成11年10月13日実測調査)
【交通の流れがスムーズになった旧国道16号】
【混雑がなくなった三橋交差点付近】
平均速度25km/h
渋滞は大幅に改善
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(2)交通事故の減少
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事業前
旧国道16号では、年間34件もの交通事故が発生していました。(平成9年10月1日〜平成10年10月11日間合計・大宮西警察署調べ)
【大型車交通量が多かった旧国道16号】
交通事故34件(開通前1年間)
事業後
大型車を含む交通が西大宮バイパスに転換し、走行性、安全性が向上したことにより、旧国道16号における交通事故件数は、開通後の1年間では、1件にまで減少しました。このように西大宮バイパス整備事業によって、交通事故が減少したことが確認されました。(平成10年10月12日〜平成11年9月30日間合計・大宮西警察署調べ)
【大型車交通量が減少した旧国道16号】
交通事故1件(開通後1年間)
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(3)沿道環境の改善
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事業前
旧国道16号線では、夜間の自動車騒音が65dBと要請限度を大幅に超過しており、周辺地域では騒音や振動などの沿道環境改善への対応が求められていました。
自動車騒音レベル65dB
振動レベル58dB
【遮音壁が整備されている西大宮バイパス】
事業後
大型車を含む交通が西大宮バイパスに転換し、旧国道16号の大型車の交通量は約5割減少したことから、騒音・振動は要請限度以下にまで低下しました。また、西大宮バイパスは遮音壁の設置など環境保全対策を講じて、周辺の生活環境へ配慮しています。このように西大宮バイパス整備事業によって、沿道環境が改善されたことが確認されました。
自動車騒音レベル57dB(8%減)
振動レベル46dB(12%減)
その他の環境改善効果はこちら
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