地球温暖化防止のための道路政策会議

第2回 地球温暖化防止のための道路政策会議
日 時平成17年5月23日(月)18:00〜20:00
場 所合同庁舎3号館4階特別会議室
議事次第 開会
     1.第一回会議議事概要確認
     2.論点確認
     3.各論点における意見交換
     4.その他
閉会

(配付資料)
     資料−1 第一回会議議事概要(案)
     資料−2 論点整理
     資料−3 各委員からの提出資料
       参考資料−1 自動車交通からのCO
排出の推移
       参考資料−2 道路政策によるCO
排出削減効果の事例
       参考資料−3 海外のCO
排出量の推移と目標削減量
       参考資料−4 今後の検討手順について(案)

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石田 東生(座長)
 
筑波大学大学院 システム情報工学研究科教授
井出 多加子
 
成蹊大学 経済学部教授
岡部 正彦
 
(社)日本経済団体連合会 輸送委員会 委員長
黒田 博史
 
(社)日本自動車工業会 交通委員会 委員長
 
中村 英樹
 
名古屋大学大学院 工学研究科助教授
林山 泰久
 
東北大学大学院 経済学研究科教授
藤井 聡
 
東京工業大学大学院 理工学研究科助教授
松田 英三
 
読売新聞社 論説委員
松波 正壽
 
(社)日本自動車連盟 副会長
(敬称略、五十音順)
○は出席した委員

議事録(準備中)


○主な議事概要

1.前回議事概要(資料1)の確認

2.事務局より、論点整理(資料2)及び前回宿題対応(参考資料1)説明
<参考資料1について>
    ・道路整備や道路施策が人キロに与える影響を、今後因数分解が必要。
    ・CO2排出要因分析を、自家用車とそれ以外で分類してもらいたい。

3.論点整理項目に基づく各委員の意見発表(資料3)

4.各委員からの意見発表に対する意見交換
    開かずの踏切対策や駅前周辺の交通流入対策として、具体の効果が分かるものを実施してもらいたい。そのための実施プランの立案が必要。
産業界としては、環境税には断固反対。まず既存予算による対策の効果を評価すべき。
自動車単体はかなり改善されてきており、むしろ車の使い方の問題が大きい。路上駐車対策やエコドライブ教育等が必要。
対策の実現(自動車単体)とユーザーの視点が重要。具体には、(1)ユーザーへの意識付けとしての情報提供、(2)体験型のエコドライブ講習、(3)交通管理システムの改善(右折レーン、信号処理等)、(4)道路構造の改善が挙げられる。
モビリティ・マネジメントは長期的にも効果がある。人の行動は一度変わると、なかなか変わらないもの。
道路特定財源の使途拡大は、今もあるが拡大すべき。
都市内の公共交通に対しては既に道路特定財源を活用している。どういうものならよいかは重要であり、ユーザーへの配慮が必要。
特定財源について知っているかのアンケートでは、必ずしも知っているわけでない状況がある。しかし、自動車に関わる使途として考えるべき。
アイドリングストップは効果は見られるが、車体コストがかかる。政策のサポートが必要。
乗用車とバスとでは、1人当たりの輸送に対するCO2排出量が違う。このような比較を打ち出してはどうか。国民に参加意識や貢献意識をもってもらう必要がある。
国民的な啓発運動が不足している。小中学校の教材等で取り上げるなど徹底して行う必要。
コスト・エフェクティブが重要。ソフト、ハードともに、効果的なものが何であるか(どのくらいの効果があるのか)が不明確。今までやってきていることに対しての効果の伸びは小さいが、新たなことに着手すると効果の伸びは大きい。
効果を計測できなくても、技術者としての主観による評価は必要。
自動車を使わないということではなく、代替手段との比較をすべき。
CO2排出削減に対する個人の認識が不足している。
SOX・NOXは影響が目に見えるが、CO2は影響が目に見えない。効果が目に見えるかどうかは重要。
NOX・PM対策として実施し、その結果CO2対策にもなっているという説明の方が、啓発的には効果があるのではないか。
メーカー側とユーザー側と、それぞれにインセンティブを働かせる仕組みが必要。
CO2削減のニーズがどこまであって、どこまでやるかが必要。
今ある施策でどこまで積み上がるか、積み上がらない部分にコスト・エフェクティブによる補完を行う。
バイパス整備と郊外の開発で、都市の空洞化が進んでいる。このようなことにならないよう、規制をかけるべきという提案があるが、日本では難しいのではないか。
環状道路の整備等、交通容量の拡大と合わせて、都市内の交通を環状道路に移すための施策も考えるべき。(容量増加と容量削減のパッケージ化)
環状道路の整備等、交通容量の拡大と合わせて、都市内の交通を環状道路に移すための施策も考えるべき。(容量増加と容量削減のパッケージ化)

5.第三回会議について
    ・次回は、6月28日(火)18:00〜20:00でお願いしたい。
    ・次は、7月下旬の中間とりまとめに向けた議論。アクションプログラムの具体案についても議論。




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