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氏 名所 属
有元 和哉 NPO高知まちづくり支援ネットワーク 理事・事務局長

■ご意見の内容

・昔は政治家がつくると言ったところに道路をつくったりしていたが、今はそんなことはないので改善されている。
・行政は都市計画道路の見直しに消極的。昔計画決定した、今となってはつくっても仕方がない道をつくることに固執している。
・都市部に道路政策が集中するのはどうしても仕方がないが、改善すべき。
まちの計画と道路の計画のバランスがぱっとしない。道路先行となっている。昔は道路をつくればまちができていたが今はそうではない。
高速ができると入り口と出口のポイントでしか人が集まらなくなることを55号沿線の人は心配している。終点は一番便利になるのだろうが、中間地点には人が通らなくなる。国道195号の曙街道が整備されてから目に見えてさびれた商店街もある。道路ができたことでまちがなくなってしまうことは悲しいことだ。
道路を中心にまちを整備してうまく連絡が取れるようにしなければならない。高知市内に重点をおいて欲しい。
道路状況は悪くないと思うが、高知県は高知市一極集中型なので公共交通機関がもっと欲しいと思う。
行きたいところにバスでも行けない。内々交通が不便なので一人あたりの車の保有台数が多く、高齢者も車を運転せざるを得ない。このまま高齢化が進むと、事故も増える。

都市計画のやり方がよくないのではないか。
まず、高知の道路を整備する必要があるのか。整備することによって将来的に人口が増えるとか経済効果が必ず見込めるならば整備するべきだが、そこまで計算されているのか。私は高知に住んでいるのでぜひ道路をつくって欲しいと思うが、もし私が東京にいたら高知のようなところに何億もかけて道路整備をする必要があるのかと思う。高知の道路を整備することがどうして税金の無駄遣いにならないかを東京に説明しなければならない。

また、工業団地への連絡路が狭い。明らかに家が遠く不便。高知は工業が弱い。

そもそも高知県は財政を何とか確保しなければ県道や市道は整備できない。

高知全体の活性化につながるような方法を考えれば子供たちの未来を守る道路ができる。中山間地域などの過疎地域の道路整備を言う前に高知を活性化させなければならない。高知が活性化すれば将来、山奥の道もつくることができる。本来道路とはどういうものなのかということに関心を持ってもらうなど、ソフト面的なこと(勉強会とかセミナーとは違ったこと)に財源を使ってはどうか。下水や電線を埋めるのに一旦できた道路を掘り返すのはやめて欲しい。歩行者は危ない。
最初からまちづくりと道路の計画の両方を考えてやればそういう問題は起こらない。