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氏 名所 属
新井 保 群馬県トラック協会館林地区協議会 会長

■ご意見の内容


■道路建設の中には、計画から完成までに長い年月を要するものがあるため、事業実施中の段階において当初計画とのズレ(ニーズの相違)が出てくることがあるが、このような場合は、その時点で計画設計を見直すなど柔軟に対応して欲しい。
■大型車が休憩時に一般の休憩駐車場(コンビニ等)を利用した場合、他の利用者に影響が出てしまうことから、トラック協会では自主的に休憩スペースを県内4箇所に整備した。今後は、交通安全のために休憩施設を有する駐車場の整備が進むことを望む。
■各戸集配業務は、道路上に駐停車することになるが、法律が変わり取り締まりの対象になっている。仕事上、必要不可欠なことであるから是非改善して欲しい。また、道路改良する時には、必要に応じ駐車スペースを整備して欲しい。中心市街地では、道路を蛇行させて駐車スペースを生み出す例もある。
■河川堤防を改良・強化することで、堤防上に道路スペースを生み出したり、農面道路を一般利用できるようにするなど、交通渋滞解消のために縦割り行政に拘ることなく横断的に調整されることを望む。
■道路政策に関しては、行政が地域住民に提示し、行政とともに選択する方法があると良い。
■客観的にみると、交通量が少なく無駄な整備をしている道路が見受けられるが、地元にとっては必要ということで整備されている道路がある。将来の先見性によって道路建設されたものであれば良いのだが、多額の税金を投入し建設するのであれば国民に納得できるものでなくてはならない。
■中心市街地における慢性渋滞の原因が、通過交通によるものであるとすれば、バイパスを建設して渋滞を解消すべきである。バイパスを建設する場合は、中心市街地を避けるルートとし、中心市街地からバイパスにアクセスする方法(既存道路の利用等)が経済的である。つまり、中心市街地における道路拡幅は費用が莫大になるからである。そして、交通渋滞は窒素酸化物や二酸化炭素の排出量を増大させ環境悪化を招くため、車のスムーズな流れを確保して欲しい。
■高速道路の利用料金が高いために、一般道を通行し交通渋滞を招いていることから、高速道路を利用しやすい料金体系にして欲しい。また、輸送業界にとっては、燃料の高騰、軽油引取税が最も深刻な問題である。軽油引取税の撤廃等の改善をお願いしたい。
■毎年、年度末に道路工事が集中し、通行にかなりの支障が出ているため、道路予算の執行時期を柔軟に見直すべきである。災害時に、トラック協会は被災地に支援物資を輸送しているが、スムーズに支援物資を被災地に届けることが出来るよう緊急輸送路の確保をお願いしたい。