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氏 名所 属
有塚 利宣 十勝地区農業協同組合長会 会長

■ご意見の内容

○今後、取り組む道路政策の優先度が高い政策について
1.高速道路ネットワークの早期整備
農産物を消費者へ安定的に供給、輸送を確保するため、高速道路が必要である。高速道路は主要港湾などを結ぶ経路で、人間の体でいうと動脈である。十勝の農産物は、本州の消費地への大量輸送には第一に船を使っている。苫小牧港や小樽港、十勝港から本州に出荷されている。災害や台風における輸送ルート確保は重要である。小麦については、十勝港に小麦の単独倉庫があり、網走産小麦は冬期、網走港から輸送ができないため、十勝港へ運んでいる。網走産小麦の輸送の確保により、ブレンドした小麦が十勝港から輸送できるようになる。足寄から北見については銀河鉄道の廃線もあり早期に網走から広尾港までつながる高規格道路の整備が必要である。

2.農業や地域活性化のための道路整備
十勝では、農業が他産業に与える経済波及効果は大きい。農業規模拡大、大型機械化が進んでおり、広大な農地を網羅する道路網が生産を支えている。農業や地域の活性化のための道路整備が必要である。

3.各種道路と連携した案内標識の整備
十勝管内は農産物を生かした特産品や広大な大地からなる景観などの観光資源があり、国内をはじめ海外から観光客が期待できる。観光面から市町村道など各種道路と連携した案内標識の整備が必要である。