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氏 名所 属
青木 修 郡上市教育委員会 教育長

■ご意見の内容

1) 子供や高齢者など交通弱者に対して配慮が必要。歩道の設置やバリアフリー化がまだまだ不十分。全般的に車中心の道路整備がされているが、歩いて利用する人との共存の工夫をもっとするべき。

2) 社会資本としての道路の観点から見て、道路ネットワーク整備ができていないところが多い。郡上の市街地に出るだけのために土砂崩れなど危険な道を30〜40分走らなくてはならない地区もあり、救急時に病院に行く場合なども含め生存権の問題だ。
まだまだ道路整備が足りない。地方に目を向けた道路整備が大切。高規格や幹線道路ばかりではなく、地方の困っている人が生活できる道づくりが必要。

3) 企業の誘致や地域の産業興しをするためにも道路は必要。道路整備をする事によって地域の企業が都会の企業と公正な競争をする基盤を確保する事ができる。産業を振興するためなど、道路整備をしてこそ自由競争社会の前提ができる。

4) これらの点を考えるだけでも、道路財源の一般化や、もう道路整備はいらないと言った議論は暴論である。この地域では車が生活手段そのものだ。

5) 今後の道路整備については、多少無駄だと言われたとしてもカーブを付けて極端なスピードが出せない道路や、植栽(これは今でも結構やっていると思う)の実施などを行い、道をつくる事によって環境を破壊していると言われる事の無いような道路整備にしていくために、工夫の余地がまだあると考える。

6) 無駄については、やむを得ない点もあると思うが、工事時期のずれによって度々道を掘り返しているのを見ると無駄に映る。工夫の余地があると思う。

7) 透水性舗装の道が振動なども少ない感じがして非常によい。こういった道路整備をしてほしい。

8) トラックによる子供の巻き込み事故を心配している。これを防ぐため毎日教員が町に出て通学する子供を注意している。巻き込み事故は歩道やガードレールが整備されていれば防げる事故だ。