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氏 名所 属
粟飯原 一平 徳島県中小企業団体中央会 会長
(社)徳島県トラック協会 会長

■ご意見の内容

1)本四道路の通行料金値下げを
 本四道路にはETCの特別割引は適用されていなかったが、四国四県のトラック協会が様々な所に働きかけたところ、昨年4月より特別割引が適用されるようになった。また、料金割引社会実験の動きも出てきた。トラック協会の方でも、社会実験をより有効にしていくための提案をすべく、調査結果をまとめている。

2)追い越し・ゆずり車線の整備を
 徳島道は対面通行で逃げ場がないので、安心して走ることができない。追い越し・ゆずり車線を少しずつでもいいから増やして欲しい。それができないのであれば、制限速度を70km/hから60km/hに下げるべきである。

3)スマートICについて
 徳島道は藍住の次は土成までインターがない。この間にもスマートICがあったほうがよい。

4)8の字ネットワークについて
 阿南安芸自動車道は高規格道路ではなく、自動車専用道路でも機能を果たせる。効果的なところから優先的に、利用者の目に見える形で整備することが重要である。
 
5)港湾アクセス道路の整備を
 徳島の歴史を見ると、京阪神に近く、縦横無尽に水運が利用できたという地勢的な有利さが見えてくる。今もその考えを生かすべきである。小松島港、橘港は天然の良港であるが、幹線道路からのアクセスが悪い。物流の観点からはわずかな距離・時間の差が重要となってくるので、四国横断自動車道のインターは港のすぐ近くに付いた方がよい。また、幹線道路の整備に合わせて、それに付随する港湾アクセス道路の整備を進めていただきたい。

6)安全・渋滞解消に配慮した高速料金の値下げを
 ETCの深夜割引を適用するために料金所手前でのトラックの時間待ちが問題となっている。ある時間帯に集中するのではなく、平均して安くなる方法を考えないといけない。その意味では、首都圏での渋滞緩和を図る環状道路の料金割引社会実験は有効であると思われる。