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氏 名所 属
荒沢 隆雄 本田技研工業(株) 鈴鹿製作所 事業管理部長

■ご意見の内容

1.(例えば)鈴鹿亀山道路、向いている方向が悪い(とりつく方向が悪い)と思う。誰に意見を言ったらよいか分からない。
 →決定プロセスが分からない。100人全員が賛成とはなかなかならないのは承知。そうしたとき、特に反対をした人たちに対しては、何故そこにきまったか明確に説明が必要(してほしい)。

2.なかなか開通しない道路が多い。
 →一部の反対でほとんど賛成の計画がダメになっているのでは。そういう場合は、何とか、早く完成させて欲しい。言い換えれば、いかに計画を理解してもらうかが重要。

3.当方の工場でも何かを決めるときには、みな集まって議論するが、なかなか決まらないこともある。
 →意見を聞く場か、物事を決定する場の区別をして、決定するならば、大義や目的、目標を明確にした議論をすることが、効果的な場合もある。

4.優先順位は重要、しかし立場だったり地域毎にも違うし、なかなか決めるのは難しい。
 →りっぱに見える道路は交通量が少なく、一方では混んでいる道路がある。みんな目的が分かっているのに、効果が見えていない。例えば、住民は混雑解消のため「量」(車線量)を期待、企業はスピード重視の「質」を期待、また一方では安全を期待など、人、立場によって期待しているもの、優先順位はかわってくる。やはり住民には地域毎の優先順位をきくことが重要では。(中期計画をつくるにあたっても)(大きな目でみるだけではなく)地域計画(市町村)の意見を良く聞きながら、すすめて頂きたい。

5.つくった後の利用者の意見をきくことが大事。
 →目標が達成できなかったら改善につなげる為のアクションをすべきで、当工場においても3ヶ月後に完成後の検証をしている。

※その他
鈴鹿市は、高速アクセスが悪い。高速は、何故か、鈴鹿を避けるように通っている。鈴鹿市内から高速へのアクセスと期待している「鈴鹿亀山道路」も、図面をみると「工場」「公共施設」「集客施設」の集まっている附近に向かわず、川の向こう(北側の方向)の何もないところに向いている。このアクセス方向は見直すべきだ。
また鈴鹿市内は、道が狭く、混んでいる。大型車も多い。これまでは、万博、空港と愛知県よりに予算がいっていたが、これからは、違う地域へ配分するべき。三重県北勢地域も、ものづくりが活性化してきている。経済発展の為にも、是非配慮した計画をお願いしたい。