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氏 名所 属
嵐田 美代子 北の縄文CLUB 事務局長

■ご意見の内容

<道路事業と埋蔵文化財に関して>
・当地区(函館市南茅部地区)では、国道のバイパス事業を平成元年から行っている。そのおかげで埋蔵文化財発掘調査が行われ、貴重な遺物も発掘された。今回、国宝指定された中空土偶は、道路とは別な場所で発見されたが、アクセスの良いバイパス沿いに展示館を建設することにより観光面での活用が期待される。また、発掘調査は作業員を地元で雇うため経済面でも効果がある。

●「道路に関して無駄」の視点から
・無駄な道路は無いと思う。地方ではまだ未舗装の箇所もあり、地方ならではの問題がある。

●「優先度が高い」の視点から
・地方では海岸沿いの国道1本しか無い地域があり、地震や津波などの災害時の避難路が整備されていない地域がまだある。当地区でもバイパス事業を進めているが、人命を守るためにも優先的に進めて欲しい。

・道路整備が進むことで、人の交流が出来ようになり流通も出来るようになる。

・必要としている道路はまだたくさんあると思う。必要とされている時期に造ることが大事だと思う。今の社会は車が主な移動手段となっており道路が無いと移動できない。人の興味もかなえられない。

・道路は水と同じように生活になくてはならないものである。例えば電気のように止まっても生活できるものはあるが、道路は水のように寸断された場合、生活できなくなる。

・最近増えてきた道路際に花をかざる取り組みは、とても良いことだと思う。これらは「おもてなしの心」を育むのであり、景色を楽しみながら走れる道路が増えることは、観光資源にもなると思う。