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氏 名所 属
青田 賢之 栃木県NPO協会 代表理事

■ご意見の内容

○道路整備の必要性について、事故発生率を使った資料等説得力のある資料が見受けられるが、国民側の受ける体制が出来ていないことが問題。行政からの広報は堅いイメージがあり、最初からわからないとあきらめてしまう傾向が強い。

○一律の規格で立派すぎると批判されるような道路を造るべきではないが、人が一人でも住んでいれば、そこまでの道路が必要である。

○今までの道路は利便性・効率性を追求し整備されてきた。また、これからは広くスピードが出せるだけの道路ではなく、地域に根付いた道路とするため、道の駅の整備など付加価値をつけることが必要である。また、ボランティアサポートも地域から愛される道路とするために良い制度だと思う。 

○中心部を離れると歩道のない道路が多く、通勤通学の歩行者のすぐ横をダンプカーが走っている。自動車をさばくだけの道路から歩行者や住民に配慮した道路整備を行う時期になったと思う。また、高齢化社会に向け、歩道のバリアフリー化だけでなく、地域として建築物のユニバーサルデザインと一体に考えた道路整備が必要である。身体者も安全に円滑に通行が可能で、地域としての豊かさを感じるような道路整備をすべきである。

○鹿沼周辺で言えば日光例幣使街道に代表されるようように、各地域にはそれぞれの歴史がある。50年後、100年後に現在の道路整備が誇れるような、歴史や文化を感じる道路づくりも考えてもらいたい。

○生活に密着した住居地区の道路と町と町を結ぶ道路は性格が異なる。必要な所に必要なかたちの道路整備を行うべき。