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氏 名所 属
足立 裕 元 兵庫県立生野高校 校長

■ご意見の内容

○はじめに
・30年ほど前に比べ、和田山町から豊岡に向かう道路は非常によくなり、走りやすくなった。しかし、出石に向かう道路は、山道であり、相変わらず走りづらく冬場は危険である。

○これまでの道路施策に関して
・自宅近所の円山川の堤防道路が約100mほど狭く、緊急車両が通行できない状態で、旧和田山町時代に改修予定と説明されていたのが、いまだに未着手である。このような生命・財産にかかる重要な整備をやるやるといって全然手がつけられない状態というのは、安全安心面で問題である。
・舞鶴若狭道から北近畿豊岡道の案内標識には、「朝来」と示されているが、その先へ走ると和田山JCT・ICと「和田山」に変わっている。これは、遠方から来られる利用者に混乱を招くのではないか。ここは朝来JCT・ICとし、播但道の朝来ICは「山口IC]にするべきである。
・北近畿豊岡自動車道の和田山JCTは、旧和田山町で唯一広い加都の農地部にできたが、播但道の計画時点から当時の町長にJCTは別の場所にするべきと進言していた。将来のことを考えると、あの広い農地をあれだけ潰してしまったことは、まちづくりの中できっと後悔することになる。
・播但道は、遅い車や積雪を考えたら、もっと幅を広くすべきである。

○今後の道路施策において
・但馬地方は人口が減少傾向にある。しかも若者が帰ってこないことが最大の問題だ。それは京阪神から時間がかかることが大きな理由である。この問題を解決するには、北近畿豊岡自動車道を早期に開通させることだ。但馬地方は、道路が整備されると、1時間〜1時間半程度で帰ってこれる距離であるから、週末には郷里に帰ることが可能になる。私が若ければそうしている。但馬地方の人々はそれを望んでいる。このような道路が整備されれば、但馬地方の人口減少を食い止めることができ、故郷の活性化にもつながる。 この発想で、但馬の道路問題を考えてみてはどうだろうか。

○道路政策全般に対するご意見、ご要望
・南但馬(和田山)から出石は、山道ではなく、お金がかかっても歩道をつけた広いトンネルで結ぶべきである。山道は走りづらい上、冬は雪が大変で通行すらできない。
・但馬地域を発展させるには、地域交流を促進させる和田山から香住や浜坂を結ぶまっすぐな道路を整備するべきだ。