○　公共事業としての道路建設を、景気対策や所得対策とは切り離すべき。税収が回復してきたので、歳出増大の圧力が高まるが、これまでの路線を継続すべきである。

○　どの道路を先に造るのか、優先順位をつけて国民に示し、議論する。そのためには、費用対効果などの情報を公開する。道路をつくることが政治となっていたが、原点に帰り、真に必要な道路はつくることが大事。

○　私案では、優先順位の第一は経済効果の高い路線とする。第二に老朽化した道路の補修、更新。新しいものはB/Cの高いものからやるべき。地方切り捨てとの批判もあるが、外環や圏央道など大都市の道路を早くつくるべき。地方もミッシングリンクの接続により効果が出るものは整備すべき。 一 方、アメリカのようにならないよう、これまで作った施設の機能維持に力を入れるべき。

○　環境への配慮や利便性をよくするため、自動車以外の交通機関との連携を深める。建設省と運輸省が一緒になったメリットを出すように考えるべき。

○　建設計画にあたっては、地域住民との双方向の対話をもっと強める。納税者・住民が公共事業に責任を持つ。自らの税金を納めた税金を使っていることをもっと認識すべき。意志決定する者と意志決定する期限も明確にすべき

○　建設コストの削減を徹底する。とくに談合をなくせば、コストは２割以上減る。

○　コンパクトシティづくりを急ぐべき。