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氏 名所 属
馬場 俊明 日本海テレビジョン放送(株) 代表取締役

■ご意見の内容

・ 山陰の拠点都市である鳥取市、米子市、松江市間については、道路でのアクセス向上を図るべきである。
・ 道路の整備量は、メンテナンスに必要となるコストも含め整備必要量を検討すべき。
・ 鳥取は道路網だけ見た場合、孤立している。そのため姫路鳥取線の整備は重要である。また、時間的な面で、松江までの道路整備は急ぐべき。
・ 道路のメンテナンスが重要であることをもっとPRすべき。
・ 新たなバイパス等の道路整備によって、地域固有の文化や歴史が壊れることが無いように、脇道の景観保全対策も重要である。


 基本的には国土交通省の平成19年度道路政策基本方針の内容に特に異論はありません。道路計画策定にあたっては「政治家と距離を置き、利用者・住民に近づくこと」がなにより肝要かと思います。
1.これまでの道路政策についての改善点と今後の課題
  ・道路計画が政治力学によって左右されることの見直し
  → そこから生まれる無駄の排除
  ・国道、農免道、県道等、縦割り行政の弊害による連携の欠如。
  → 道路の一体整備による機能強化
2.道路に関して無駄と感じること
  ・近く開通する高規格道路にほぼ並行して走る国道の大改修が行われていること。
  ・市街地を走る道路の不必要と思われる拡張工事。町並み保存を優先した方が良い。
  ・歩道橋の多く、特に地方では利用者が少なく景観を損ねている。
3.道路行政で今後、優先度を高めて欲しいもの
  ・「地域の自立と競争力強化」
  → 利用者が見込めるから道路をつくるのではなく地域を元気にする視点で
  ・「豊かな生活環境の創造」 
  → 大気や騒音対策はもちろん、自然環境や都市景観に十分配慮した整備を
4.道路政策に国民の意見を聞くことについて
  ・国民の視点を尊重することは「利用者、住民に近づくこと」であり大いに歓迎する。ただし、個々の利害とからんだ要望は排除しなければならない。