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氏 名所 属
原田 タミ 函館歩道バリアフリー推進協議会委員

■ご意見の内容

<活動経緯等>
・13年間ボランティアグループに所属し、ユニバーサルデザイン(以下、UD)に係るインフラ整備に携わってきた。
 最近、このグループからは退会したが、引き続き、自分の出来る範囲でお手伝いしたい。
・ある雑誌社から、UDに関する寄稿依頼を受け投稿したことや、NHKの取材を受けたこともある。これらの活動は助成を受けず、すべて自費で行ってきた。

<UDに関する事例等>
@UD施策推進上の課題
・国道227号線の道路整備時に、数十箇所の点字ブロックの配置が間違っていたため、やり直してもらった事があった。点字ブロックは一時停止の注意を促すブロックの配置が難しい。また、道内のある都市では、コスト縮減の観点から冬期の歩道のロードヒーティングを数メートル毎に電源を切っていると聞いた。全く交通弱者の立場を考えていない。やはり健常者主体でUDをするには、限界があると感じている。
・UDに係る協議会の活動経緯等について、行政側での的確な引継ぎが不可欠である。(時間軸、組織軸)是非、協議会を継続させ公式に意見を出せる場を与えて欲しい。

AUD施策の好事例
・函館中心部の道路整備でインターロッキング歩道部の点字ブロックの両側に平坦ブロックを配置してもらった例があり、これが視覚障害者が識別しやすく、車いす利用者も移動しやすいすばらしい事例である。こういう好事例は函館だけと思われるが、もっと全国的にPRするべきである。

<今後優先的に取り組むべき道路政策について>
・今の道路づくりは、歩行者よりも車中心のものの考え方である。歩行者等が安心して通行出来る道路づくりをしてもらいたい。そのためには、第一義的に渋滞を解消する方策を検討することである。
 そういう意味での道路整備はまだまだ不足しているため、道路財源は安定的に確保されるべきである。