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氏 名所 属
頓宮 瑞現 大樹町観光協会 会長

■ご意見の内容

1.高規格幹線道路の整備
 ・大樹町、広尾町は大規模な酪農家が多いため家畜の輸送が頻繁であり、雪印乳業(株)大樹工場では毎日チーズを出荷している。道路の凸凹や信号での加減速は家畜輸送に影響があるため、一定速度でスムーズに走ることが出来る帯広広尾自動車道の整備を急いでほしい。
 ・帯広広尾自動車道が出来ることによって、農畜産物の帯広への輸送コストが削減されるため、食品産業の集積地としてのメリットが生かされ、2次加工で付加価値が高まり十勝圏全体の活性化に繋がる。
 ・大樹町には、日高地方から天馬街道(国道236号)を通って、山菜取りや眼科への通院、晩成温泉の利用など交流は多い。日高自動車道(高規格幹線道路)の浦河町までの延伸と帯広広尾自動車道の広尾町までの延伸により、地域間交流が益々多くなり、札幌にも近くなり、より広域の交流が期待できる。

2.観光振興につながる道路整備
 ・北海道の発展のためには一次産業の発展と観光振興が重要である。
 ・最近は観光の形態が大型バスによる団体旅行から少人数の旅行に変わってきており、自分の好みで行動している。
 ・現在、シーニックバイウェイ北海道の候補ルートとして南十勝夢街道の活動を行っているが、広大な景色と雄大な日高山脈を旅行者に見てもらいたい。
 ・本州から多くの人が車で旅行に来ており、十勝の広大な風景を楽しんでもらうため、写真等が撮れるパーキングエリアの整備が必要である。
 ・高齢者等の長時間運転からくる疲労による事故防止のために休憩場所を確保してほしい。高齢者は1時間くらいの運転で休憩が必要である。
 ・旅行者が増えているので、観光情報や道路情報の提供をもっと充実させることが必要である。交通安全にもつながる。
 ・旅行者に楽しみ、思いやりのある道路づくりが必要である。

○道路政策全般に関する意見や要望
 ・十勝は日本の食糧基地であり、地方の発展があってこそ日本も発展する。交通量だけで道路整備を行うのではなく、地方の生活基盤整備の観点から道路整備を行ってほしい。