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氏 名所 属
長谷 義隆 理学博士(元熊本大学 理学部 教授)

■ご意見の内容

○私が小さいときから比べると道路整備は進んでいるが、都会と田舎では地形等の違いはあるだろうが地域で格差があると思う。
○九州においても縦方向の道路状況は良いが横方向は悪い。九州縦貫道により熊本から宮崎方面へは往きやすくなったが、大分方面は往きにくく帰りにくい(幹線道路である国道57号は犬飼経由となりストレートで往けない気がするため、脇道を利用している)ため、早期に整備してもらいたい。
○市街地周辺では新しい住宅地(ベッドタウン)が開発されているが、この開発と道路がリンクしているのか気になっている。開発されれば交通量が増加し、通過地点となる地域では渋滞が発生することになるため、将来を見越した計画となるよう、開発業者と道路分野が情報交換ができるシステムの構築が必要ではないか。
○地質の観点から観ると、道路のルートによってはこの地層は避けた方が無難だったと思われる所もある。トンネル工事等難工事であっても技術力でカバーしてはいるのだろうが、計画ルートを見直すシステムはないものだろうか。
○カナダでは切土のり面を緑化せずに地層が解る状態で保存してあったが、日本でも教育学術的に貴重なものは残せないかと思う。切土のり面の崩壊などを技術的に抑え込むことは出来るが、逆の意味で地層を残す技術(努力)を考えた方が、一般国民の関心が得られるのではないか。そのためには地質的に判断できる人材とのコンセンサスや行政としての説明責任が必要となるだろう。
○西回り自動車道の日奈久〜田浦間はどうして無料なのか疑問であったが、予算や管理体制の違いによるものと説明を受けて解ったが、一般の人達にも知ってもらうためのPRが必要ではないか。