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氏 名所 属
林 須美一 七飯町商工会 事務局長

■ご意見の内容

社会全体として
・人口が減少する時代を迎えたように、日本の国内経済も頭打ちの時代になってきている。例えば、世帯主一人の給料で家族を養っていけない時代になってきている。

(1)効率的な道路整備について
・沿道の住民やNPO、町内会などが道路の管理にもっと参画できるようになれば、道路はもっときれいになる。それによって道路管理者の維持コスト縮減、地域の人が道路に愛着を持つことになる。

・今後の道路事業は、造る事への比重より、管理すること、利用されること、地域に愛されることが重要ではないか。それがきれいな道路となり、地域性、人間性の向上につながり観光面でもプラスになる。


(2)優先度が高い道路整備について
・通勤や医療のように日常の生活を支える幹線道路(高速道路など)が整備されることで移動時間が短縮され、土地が安価で広い箇所に住むことも可能になる。それが生活の豊かさにつながり、道路が街づくりを担っていくことになる。今後は高速道路のインターチェンジ付近の有効利用が注目されるだろう。

・高速道路が整備されることで時間距離が縮まり、広域での病院計画を立てられる。それによって、脳神経系や循環器系の診療科を含んだ総合病院の計画や、地方の医療施設を軽減することも可能である。

・観光面で道路を見ると、電線の地中化はやってほしい。コストがかかるのは、理解している。釧路ではメイン通りがきれいに出来ている。道南では、赤松街道の電線が無いとすばらしい。赤松の歴史を引き立たせるものになる。

・道路だけでなく新幹線などの交通機関も整備されることで、選択肢も増え経済効果も出てくる。その中でも道路整備は、社会の半歩先を読んで整備して欲しい。

・道路の植樹桝などの改善を地域の人と連携して行ってほしい。

・人が気軽に歩けるウォーキング道路も整備してほしい。歩道を整備するときに初期投資は発生するが、歩道を歩いて健康になった人が多ければ、医療の面でプラスになる。これは長い期間、多方面で考える必要があり、自治体レベルでは検討できない。国で総合的に検討してほしい。


(3)無駄と感じる道路整備について
・選択肢があって便利さ、不便さがわかるものである。まだ選択できるほど道路はない。