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氏 名所 属
花岡 史恵 (有)環境とまちづくり 代表取締役

■ご意見の内容

・交差点での歩行者、自転車の安全性の向上を図る必要がある。
・幼い子供に自動車に対する危機意識を持たせるためにも、スクールゾーンのように完全に自動車を遮断するのではなく、歩行者と自動車が共存できるコミュニティ道路等の整備も考慮してはどうか。

・ 住民の生活に身近に関係する道路の改修計画等にあたっては、周辺に住まわれている方の意見を反映すること等を施策に謳い、それを計画等に反映することによって、住民が自分の住む町の道路に愛着を持つようになることが望ましい。
・植樹帯の木が視界の邪魔になる、あるいは管理が大変だから切ってほしいという意見もあるが、植樹帯にはCO2吸収や日陰を創り出す等の効果があることがなかなか理解いただけていない。こういった点は、もう少し一般の方に啓発する取り組みが必要である。
・新潟の方では、自宅と道路の間の空間に花を植えることによって、自分たちが楽しみながら、かつ道行く人の心も癒す「径庭」(みちにわ)という風習がある。「いやしのみち上板」の花づくり部会でもプランターに植えた花を沿道の家の前に置かせてもらっているが、その家の人が自発的に花の世話をするようになってきている。こういった地域の人と共に道を楽しむ仕掛けも大切である。

・徳島では、神山町が先行して日本風景街道の取り組みを行っているが、神山町から上勝町、勝浦町、小松島市と勝浦川沿いに山と海が連携して取り組みを行ってはどうかと思う。
・ 現在、基本方針の中でも、他分野との連携の重要性を謳っているが、省庁内の各部署との連携も重要である。(例えば、港と里山を繋ぐ意味で、港湾部局と道路部局との連携・協働など)
・勝浦町では県道等の整備が進んでいるが、バスは県道を通らずに民家がある旧道を通っている。そこに住まわれている方にとっては旧道の整備も大事な問題である。

・上勝町の住民を対象にいやしのみちづくり事業等各種事業について広報を行っているが、上勝町内だけでも計画等を伝えることの難しさを感じている。中期計画に対して、国民の方に広く関心を持っていただくことが大事である。
・家の前の生活道路が朝夕のラッシュ時に国道の抜け道となっており、混雑がひどい。時間帯によっては国道よりも交通量が多く、駐車場から車を出すにも時間がかかっている。できれば生活道路には車は入って欲しくないが、国道が麻痺している状況では、そういうことは言い出しにくい。