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氏 名所 属
日比 義也 三岐鉄道(株) 社長

■ご意見の内容

○道路政策に関する、改善点如何
 ●過疎化・スプロール現象の原因、また、中心市街地の賑わいが無くなったのはいずれも道路整備であり、これを食い止めるにはP&R(パークアンドライド)など鉄道と道路の連携が必要。
  鉄道の衰退も同様である。 鉄道と道路の役割は異なり、鉄道に対する施策が重要である。
 ●旧建設と旧運輸が国交省となった時に、総合交通体系の施策展開を期待し、また期待してきたが、縦割りの行政で一向に進まないし、あったとしても鉄道に対する割合が低すぎる。

○効率化を徹底する場合の重視すべき点如何
 ●既存の道路に改良・改善することにより、コスト縮減は可能である。(交差点改良等)
  道路施策を検討する前に、鉄道と道路が連携する施策、特に鉄道という既存インフラを支援する施策を行うべきである。

○その他、道路政策全般に関する意見等
・道路整備に比べ鉄道整備は劣る。道路=車は鉄道事業者から見れば大敵であり、個々の役割を見ても鉄道としては、道路整備の総合政策に対する発現はしにくい。
・三重県内で、知事・首長・トラック協会等が集まる場で、意見を出すと敵対した意見となる。
・人口が県内全てで200万人もなく、名古屋市より少なく道路がまだ必要なのかも疑問である。
・今回の取組の主旨としては理解できるが、行政が行う中で議論にならないのではないか。
 鉄道事業者として発言しても道路政策へ反映しないのではないかと感じる。
・「道は命のみち」と言われている箇所もあるが、現実にはヘリ等もあり、否定すれば命を軽視するようであるが、道路政策は、見直しが必要な時期にきていると認識している。
・当地域の道路整備はどれほど出来たか。コスト面を見ても70〜80億円で鉄道(北勢線20.4キロ)は再生しようとしている。
 高速道路整備の1〜2割で、もっと有効な鉄道整備の再生が可能である。
・人口が減少する中で、道路整備の必要性が不明である。