閉じる
氏 名所 属
廣瀬 了 宇和島自動車(株) 社長

■ご意見の内容

・「選択と集中」が大事だ。
 本当に必要な道路のみ整備し、必要な道のみ改善すべき。そして、PDCAサイクルを回すべきである。

・中期計画で言うように事業の立ち上げは、5〜10年先の計画とし、大規模なスパンの長い事業は慎むべきである。
・動植物の生態系など自然との調和も大切にしてもらいたい。
高速道路で獣の事故が多いが、獣道の確保をすることは、車の安全性にも繋がる。

・ 効率化のために、一般競争入札はいいがダンピングとか品質が下がることはよくない。画一的な企画にとらわれず、新しい工法の検討、材料の選定、性能規定化を図ればいいのではないか。
・宿毛線にはノンステップバスを運行しており、車いすの為のスロープをバスから伸ばすのに歩道の縁石が支障になることが多い。営業所前だけは、昇降できるように対応した。画一的ではなく、地域の実情に合った道路整備の工夫が必要。
・高速道路が延伸することで、生活が便利になり、特に流通系では輸送単価も下がるが、格安なツアーバス等は安全面等で問題が出てくる。  
・高速道路も欲しい。南予(愛媛県南部)地域では、水産業を中心により速く届けることで地域産業を活性化できる。
・投資効果を考えると、大きな道路をつくるより、今あるものを効率よく利用し、少ない予算ですべき。
右折レーンの設置など、ちょっとした工夫でできるものに重点化すべき。

・道路は生活空間という観点から、裏通りなど幹線道路ではない道は、街づくりの中でコミュニティ政策が図られるべきである。都市計画上からも、車と人とを分けた道とすべきかどうか役割分担を考え、道を単に線として整備するのではなく、コミュニティの場の空間として面的に整備すべき。
 また、高齢化に伴いバリアフリーなど安全性の面でも道には工夫が欲しいし、幹線道路は、人の動きを遮断していることも留意すべき。
・幅広く一般の方に聞くのはいいが、会議では時間も限られ聞き漏れが出やすいためこうしてインタビューすることも大切である。自然保護とか、地域をよく知っている方とか、チャンネル、レベルを広げる必要がある。その時、具体的な注意事項等も取り上げて欲しい。