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氏 名所 属
樋口 俊助 (社)滋賀県バス協会 専務理事

■ご意見の内容

1 これまでの道路施策に関する改善点や効率化について
・交通分散施策として、高速道路のスマートIC設置や既存道路網の見直しにより、コスト縮減など事業の効率化が図られる。
また、例えば、高速道路の青ナンバー車両(バス・トラック)の割引制度導入などの料金施策により既存の高速道路がより有効に活用され、コスト縮減など事業の効率化が図られる。

2 今後、取り組む道路施策の重点化について
・歩道幅が狭く自転車と歩行者との接触事故が増加しており、道路の拡幅等により自転車と歩行者の通行帯を区分した道路整備が必要である。
また、電線類の地中化を促進させて、利用しやすい道路空間を確保する必要がある。
・高齢化社会が進む中で高齢者ドライバーの交通事故が増加しており、バスなどの公共交通機関に転換しやすい道路環境づくりが必要である。例えば、公共車両優先システム(PTPS)等のITS施策をさらに導入するなど。
・国道1号や国道8号の慢性的な交通渋滞対策を優先的に行う必要がある。交通渋滞が著しいことから定時制が確保できずバスへ交通転換も難しい状況である。一方、湖西地域では湖西道路の無料化により適正な交通分担が図られ、現道の国道161号のバスの定時運行が確保できるようになった。

3 その他
・身体障害者の方が低床バスを利用しやすくなる歩道構造を検討する必要がある。
・バス停に置かれているベンチにより歩道が狭くなっているところが多く、危険である。